負け ページ18
彼の部屋のクローゼットに、彼の服を掛けて、彼のベットに腰を下ろし、ため息をつく。
今日、マサイさんは深夜に仕事があり、私は別の仕事が重なって行けなかった。
先に帰ってきた私は、家事も入浴も終わらせ、彼の帰りを待つ。
にしても、今日は疲れが酷い…
そこに横になってみると、少し彼の匂いがする。
何だか、私も変わってしまったなぁ、とぼんやり思う。
この時間と疲れで睡魔に襲われ、私はそれに呆気なく負けてしまった。
.
〜マサイside〜
…まさかこんな所にいたなんて…しかも寝てるし。
リビングにも部屋にもいなかったから、すげぇ焦ったわ。
俺のベットで寝るって…信頼してんのか無防備なのか…
俺は彼女を起こさないよう、隣にゆっくりと座る。
この子のことだから、きっと、俺が帰ってくんの待っててくれたんだろうな。
そう思うと、胸が少し締め付けられる。
本当はこのまま寝かしておいてやりたいが、俺は無性に彼女に触れたくなってしまう。
その欲に負け、手を伸ばす。
手が頬に触れたところで、彼女はうっすらと目を開いた。
そしてすぐに「すみません…」と言って起き上がろうとする。
寝ぼけ眼の彼女を抱きしめたい衝動に駆られ、思考より先に体が動いてしまう。
抱きしめた勢いで、彼女はそのまま後ろに倒れる。
ぎゅっと抱くと、温かい温度が伝わってくる。
気持ちが満たされていくのを感じていると、耳元で彼女の声がした。
貴「お疲れ様。」
いつも言われていることなのに、この時のそれは特別に聞こえた。
それと同時に、我に返る。
頭が自分の行動に気が付き、顔を赤く染めていく。
彼女を解放し、顔を見ると、彼女もみるみるうちに赤くなっていく。
こんなんで大丈夫なのか、と自分で心配してしまう俺は本当にバカだな、って呆れていた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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あずきいろ
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8
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青い木 - リクエストです！夢主が、マサイさんに別れようドッキリをする、お話を書いてください。 (2019年4月4日 13時) (
レス) id: ac57b85ab1 (このIDを非表示/違反報告)
Affinity(プロフ) - ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ好きっ！！！！ (2019年3月31日 20時) (レス) id: f3eceb1ea7 (このIDを非表示/違反報告)
キノコ(プロフ) - ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ヤブャイ (2018年12月22日 20時) (レス) id: a195972a5a (このIDを非表示/違反報告)
蒼海 - はぁ… だめだ心臓もたない… (2018年12月18日 20時) (レス) id: d5869d82dd (このIDを非表示/違反報告)
とびじゃす# - あぁっ((死亡 イケメンやわ。 (2018年11月29日 21時) (レス) id: 37865621fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちきなこ | 作成日時：2018年10月21日 16時
