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懐かしい匂いと部屋。
私は大きく深呼吸をする。
…やっぱり落ち着く。
荷物はそのままに、ベットに座って部屋を見わたす。
今までの緊張から解き放たれたような、そんな気分になる。
一人の時って、ほとんど無かったからなぁ…
あそこには…私の居場所って思える場所がなかったから。
…でも、私の気持ちも伝えたら…
同じ気持ちが通じ合ったら…
…いや、やっぱり迷惑になってしまうのだろうか…
小さくため息をついた時、ドアをノックする音がした。
母「…A、せっかくだから久しぶりにどこか食べに行かない？」
「…ううん、ごめん。今はいいかな。」
何故か行く気にならなかった。
母「そう…それじゃあ、今日はゆっくり休みなさい。」
私が「ありがとう。」と言うと、母は優しく微笑んだ。
母親特有の優しさを感じ、思い出してくれたんだって実感する。
…なのに。
何だろう…
違和感がある。
母のことではなくて、もっと別の。
心にぽっかりと穴が空いたような…
体をベットに預け、力を抜く。
いつもよりゆっくりと頭を回転させて、考える。
答は、すぐに見つかった。
あの人と、彼らのことだ。
私の中で、存在がこんなにも大きくなっていた。
どこか…寂しい。
もう少し、傍にいたかった…かも。
ああ…でも、もう…
「分かんないや…」
そう口から溢して、私は意識を手放した。
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マサイ愛 - とっても面白かったです！ (2020年1月31日 15時) (
レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
もちきなこ - まりささん» ありがとうございます！ (2018年10月24日 17時) (レス) id: 0ae4718a03 (このIDを非表示/違反報告)
まりさ - 完結おめでとうございます。面白かったです！続きも読ませていただきます。本当にお疲れ様でした！ (2018年10月24日 7時) (レス) id: aed1f7157f (このIDを非表示/違反報告)
もちきなこ - 皆様ありがとうございます！ (2018年10月21日 16時) (レス) id: 0ae4718a03 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃい(プロフ) - 書いてほしいです！このお話、rとても楽しく見させていただきました。続きがみたいです！ (2018年10月21日 15時) (レス) id: db31bc5097 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちきなこ | 作成日時：2018年9月26日 18時
