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「…あのー…マサイさん？」
ﾏｻｲ「んー？」
パソコンをいじりながら、適当な返事を返すマサイさんは、これといって可笑しな所はない。
…やはり覚えていないのだろうか。
今日私が、いつもより遅く起きてきた時も、「珍しいね」とは言ったものの、他には特に何も言われなかった。
朝食の時も、考えるような仕草は見せていた気がしたが、いつも通り。
…つまりは、昨夜のことに全く触れていない、ということ。
いつもと変わらない様子のマサイさんに、違和感を感じてしまう私が変なのか…
ﾏｻｲ「なーに？どうしたの？」
呼んでおいて何も言わない私に、マサイさんは手を止めて、こちらに顔を向ける。
「あー…えっと…何でも…ないです。」
明らかに表情を曇らせて言ったのは、少しわざとらしかっただろうか。
昨日のことを話してほしいわけではないのだが、このままではこの謎の虚無感に埋もれてしまいそうなのだ。
ﾏｻｲ「あ、そういえば…」
その言葉に、私は過剰に反応してしまう。
ﾏｻｲ「今日起きたら俺、そこで寝てたんだけど…何か知らない？」
知らないわけがないだろう。私がここに寝かせたのだから。
「夜に帰ってきてからの記憶が全く…」と言うマサイさんに、私は呆れさえ感じる。
どうして大事な所だけ覚えていないんだ…
ﾏｻｲ「…Aちゃん？」
真っ直ぐに私を見つめるマサイさんは、昨夜とは雰囲気が全然違う。
「…知らないです。」
フイッと目を逸らしながら、軽い感じに応えた。
知らないだなんてもちろん嘘だが、下手に思い出してもらっても困る。
…まあ、一番困るのは私じゃなくて、
ﾏｻｲ「え、もしかして俺何かした？」
この人だろう。
マサイさんが私に何をしたか、私には話す勇気がない。
「それは…聞かないでください。」
あえてそっけなく応える私を見て、マサイさんは腕を組んだ。
ﾏｻｲ「待って、今思い出す…」
「あああああやめた方がいいですやめてください本当にもう…」
ﾏｻｲ「え？w」
そんな遊び半分で思い出すようなことじゃないですから…
一つため息をつき、彼に向かって小さく笑う。
話は、もう少し気持ちの整理ができてからにしよう。
…そう思っていた。
「じゃあ、そろそろ、事務所行ってきますね。」
ﾏｻｲ「あ、そっか、気をつけて。」
「はい。行ってきます。」
その整理が追い付かないまま、気持ちが乱されてしまうことを、今の私は知らない。
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マサイ愛 - 更新頑張ってください！(*^▽^*) (2020年1月30日 20時) (
レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
とびじゃす#(プロフ) - もちきなこさん» すいません。更新ふぁいとです！ (2018年9月27日 16時) (レス) id: 7955539d5f (このIDを非表示/違反報告)
もちきなこ - とびじゃす#さん» 大丈夫ですよ！いつもコメントありがとうございます！これからも読んでくださると嬉しいです！ (2018年9月27日 16時) (レス) id: 0ae4718a03 (このIDを非表示/違反報告)
とびじゃす#(プロフ) - もちきなこさん» あ、すいません。もうしません。ほんまにすいません。 (2018年9月26日 23時) (レス) id: 7955539d5f (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ - もちきなこさん» はい！じゃあもう一度見返しときます！笑笑 (2018年9月26日 20時) (レス) id: df38677796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちきなこ | 作成日時：2018年8月17日 12時
