お魚さんの家に落ちてきました。【Fischer's】

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今日はアスレチック施設に来ている。


私はもちろんカメラマン。


そもそも、私は運動があまり得意ではないので、正直これで良かったと思っている。


皆…と、視聴者さんは私に動画に出て欲しいらしいが…


アスレチックはカメラマンも結構大変なんだそう。


いつもは彼らだけでやっていたんだと思うと、手伝えることが少し嬉しくも感じる。


私がカメラを回すと、撮影が始まる。


ｼﾙｸ「どうも！フィッシャーズ、シルクです。」


ﾓﾄｷ「モトキでーす。」


ﾝﾀﾞﾎ「ンダホ！」


ﾍﾟｹ「ぺけ。」


ﾏｻｲ「マサイッ」


挨拶が終わったかと思うと、シルクさんが私の方を見る。


…え、私も？


シルクさんはそれを読み取ったかのように頷く。


「あ、えと、Aです。」


ぎこちない挨拶をして、動画は本題に入っていった。






　






　






　





ｼﾙｸ「あー楽しかった！」


ﾍﾟｹ「良かったよねーここのアスレチック。」


動画も終わり、車まで歩く道でも、楽しそうな会話は絶えない。


私は彼らの後ろ姿を見ながら歩く。


…ん……あれ……


少し下に視線を落とすと、右足に負担をかけないように歩いているのが見えた。


それを隠すように笑っているのは、マサイさんだった。


ひねったのだろうか…でも、見る限り軽いようだ。


来る途中にあれがあったことを思い出した私は、歩くペースを少し速くして、彼らとは違う道へ曲がる。


断っておくべきだったのかもしれないが、早く戻れば問題ないだろうと思い、私は走ってそこへ向かった。

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