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これが、非常に良くない状況だということは、よく分かっている。
男女2人で、しかも夜中。
それに加えて、私が着ているのは、隣に座っている男性のもの。
この状況であれば、何が起きてもおかしくない。…と思う。
だから、私だって警戒はしている。
助けてもらったとはいえ、自分の身を守るためには、仕方がない。
マサイさんが、そんな目で私を見ているとは全く思えないが、万が一の時のため。
………だけど、
…すごく、安心する。
忘れられてしまったという事実を、だんだんと頭が理解し始め、それと同時に、1人になることが怖くなってしまった。
今私が頼れるのは、この人達しかいない。
彼らにまで忘れられてしまったら、もう、どうすることもできないだろう。
そう思うと、この人の隣にいるだけで、とても安心する。
マサイ「…あ、そうだ。明日、買い物行こうか。服とか…」
パソコンを見ていたマサイさんが、私の方を向いて言った。
「はい。…あっ、でも私…」
マサイ「ああ、いいのいいの。気にしないで。無いと困るでしょ?」
「はい…本当に…ありがとうございます……あの…家事とか出来ること何でもするので…」
あぁ、本当に申し訳ない…
マサイ「あ、それ助かる。いつも男ばっかだから。」
そう言って笑った。
これからお世話になるのだから、出来ることは何でもやっていかないと…
「「………」」
それから私は喋ることなく、ただマサイさんが作業をしているのを見ていた。
お互いに話しかけようとしなかったが、私は不思議と気まずくは感じなかった。
ずっとこうしているのは迷惑なのかもしれない。
でも、あと少し…
…あと少しだけ。
この人の優しさに甘えさせてもらおう…
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マサイ愛 - 更新頑張ってください!(*^▽^*) (2020年1月30日 20時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
とびじゃす#(プロフ) - もちきなこさん» すいません。更新ふぁいとです! (2018年9月27日 16時) (レス) id: 7955539d5f (このIDを非表示/違反報告)
もちきなこ - とびじゃす#さん» 大丈夫ですよ!いつもコメントありがとうございます!これからも読んでくださると嬉しいです! (2018年9月27日 16時) (レス) id: 0ae4718a03 (このIDを非表示/違反報告)
とびじゃす#(プロフ) - もちきなこさん» あ、すいません。もうしません。ほんまにすいません。 (2018年9月26日 23時) (レス) id: 7955539d5f (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ - もちきなこさん» はい!じゃあもう一度見返しときます!笑笑 (2018年9月26日 20時) (レス) id: df38677796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちきなこ | 作成日時:2018年8月17日 12時