5話 ページ7
勘久郎side
『そういえばかんくろー』
院長室でAとだらけていたら急にAが話しかけてきた
「なんスか？」
『今日さーそーせーのおんみょーじがくるんでしょー？』
「…みたいスね。外が騒がしいし」
『ふーん』
「聞いといてなんスか、その反応…」
本当に何でそんな反応薄いんだ。
『いや？ぼくの正体とか能力とか知ったらどんな反応するのかなーって。単純に気になっただけ』
そうAは自分を蔑むように笑った
「…大丈夫スよきっと。仮に蔑まれても僕はいなくならないっスよ、ね？」
『…うん、そうだといいなぁ』
「そんな不安げな顔をしなくても僕はいなくならないから。安心していいスよ」
もう一度安心するように、そう言った
「お話中失礼します。勘久郎様、A様そろそろ会議の時間なので移動を」
『うえっ！？もうそんな時間？勘ちゃん早く行こっ。ありがとっ寧々ちゃん！』
「いえいえ。…？勘久郎様？」
「…！何でもないス。いきまスか」
「？はい、行きましょうか」
隠すのがうまくなったスねぇ〜A。知らない人からしたら気づかないほど
No side
A達が泰月楼に着いた頃
「いくぞ」
「すごいカッチリしてるじゃん！」
「お前たちがラフ過ぎるんだ」
十二天将“朱雀”と双星の片割れ、その幼馴染が来ていた
「なんかこの辺りだけ建物の雰囲気違くない？」
「日本政府の支援の下、先日竣工したばかりの最新の技術を取り入れた陰陽連の本部だ」
「こっちだ、もう全員中で待っている」
「全員？」
「…ああ。この島を統べる最高峰の家系。土御門宗家と天将十二家の代表者たちだ」
三人が来た時にはもう全員揃っていた
美玖様が断るところまで飛ばします、すいません
「よろしいか有馬様」
そう膳所家の当主が問う
「？」
「失礼だが我が膳所家は双星の受け入れは遠慮させて頂く」
「ちょ ちょっと美玖さんっ！？」
《美玖殿…？》
「有馬坊……失礼。有馬様は少々神託に期待を寄せ過ぎる嫌いがある故、本土の緩い禍野や
ケガレしか知らぬややこに期待を持てというほうが難しい。っていうかマジ無理マジ不可能」
(緩い…？)
「ぷふふふ左様。本土での経験など島ではクソの役にも立ちませぬものなぁ」
そう口だしする美玖の叔父
「双星殿も島の誰もが期待していると思わんほうがよろしいぞぉっ！？」
『…膳所殿』
「！」
「更に双星の片割れは力を失いもはや陰陽師ですらなくなったとか」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
兎月 - ハロハロさん。すいません、訂正します。一回出てましたね、直しておきます。ご指摘ありがとうございました！ (2019年4月10日 21時) (
レス) id: 06d758cc88 (このIDを非表示/違反報告)
兎月 - ハロハロさん。泰月楼のときは一応隠されていたので出てはいません。なので御前試合で初めてろくろに会うことになります。わかりにくくてすいません。 (2019年4月8日 8時) (レス) id: 42715e15a5 (このIDを非表示/違反報告)
ハロハロ(プロフ) - 泰月楼でろくろと会ってるのになんで顔をよく知らないみたいな態度？ (2019年4月8日 0時) (レス) id: 9b7b9c40e9 (このIDを非表示/違反報告)
兎月 - いおらんさん、アドバイス有難う御座います！ (2019年4月3日 13時) (レス) id: 42715e15a5 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - 少し見辛いので文と文の間の間隔をもう少し開けてみてはどうでしょうか･･･？小説って書くの難しいですよね･･･私も書いてるので分かります。私はこの話いいと思いますよ(*^^*)更新頑張ってください。応援してます！ (2019年4月3日 8時) (レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：兎月 | 作成日時：2019年3月27日 15時
