変わる姿見 ページ6
敦「……本当にここに現れるんですか？」
太「本当だよ 心配いらない
虎が現れても私の敵じゃないよ。こう見えても〈武装探偵社〉の一隅だ。」
敦「はは すごいですね 自信のある人は…僕なんか孤児院でずっとダメな奴って呼ばれてて…僕なんかの足れ死んだ方が…いや、いっそ虎に食われて死んだ方が…」
『死んだほうがいいだなんていっちゃダメだよ。生きてちゃダメな人間なんかいないんだからさ。人は生きる理由があるから生まれる。そう思ってるし、少なくとも私は敦に生きていて欲しいと思うから。』
敦「はは、ありがとうA。」
太「…そこ、イチャイチャしない！」
敦「い、イチャイチャなんてしてませんよ！」
『…ﾌｯ』
太「…却説、そろそろかな。」
ｶﾞﾀｯ
風…かな何かしら落ちたんだろう
思うんだけどこれ、どういう演出なんだろう？知りたい！
敦「い、今そこで物音が…」
太「そうだね。｣
敦｢きっとやつですよ太宰さん！！｣
『殺気を感じないから大丈夫だと思うよ。』
太「風でなにか落ちたんだろう。｣
敦｢ひ、人食い虎だ！！僕を食いに来たんだ！｣
太｢座りたまえよ、敦君。虎はあんな所からこない。｣
敦｢ど、どうしてわかるんです！！」
ﾊﾟﾀﾝ
太｢そもそも変なのだよ敦君。｣
太｢経営が傾いたからって養護施設が児童を追放すると思うかい？大昔の農村じゃないんだ。
いや、そもそも経営が傾いたんなら一人や二人追い出したところでどうにもならない
半分くらい減らして他所の施設に移すのが筋だ。」
敦「え、太宰さん、…何を云って…」
太「君が街に来たのが2週間前、虎が街に現れたのも2週間前。
君が鶴見川べりにいたのが4日前、同じ場所で虎が目撃されたのも4日前。
国木田君が云っていただろう〈武装探偵社〉は異能力を持つ輩の寄り合いだと。
巷間には知られていないがこの世には異能のものが少なからずいる。」
「その力で成功する者もいれば―力を制御できず身を滅ぼす者もいる。
大方、施設の人は虎の正体を知っていたが君には教えなかったのだろう。
君だけが解っていなかったのだよ。
君も〈異能の者〉だ 現身に飢獣を降ろす月下の能力者＿」
ｷﾞﾗｯ
おお〜カッコいい！
ってあれ？こっち来た！？
『え、ウソでしょこっちくんの！？』
太「Aちゃん！！」
ﾀﾞｧﾝｯ
『っあ、条件反射で跳んじゃった。』
ﾁﾗｯ
『このまま、っはあ！！』
ﾄﾞｶﾞｧｧﾝ
『っ太宰さん！』
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ピースサイン(プロフ) - ナミさん» 見つけられましたか！良かったです！ (2020年8月19日 6時) (
レス) id: a5dbe8ac76 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - ありました。本当にご迷惑をかけて申し訳ありません。全然見にくくないですよ！私が気づかないだけで。兎に角ご迷惑をおかけしました。 (2020年8月19日 1時) (レス) id: 134760d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
ピースサイン(プロフ) - ナミさん» 見にくかったですかね？すみません！ (2020年8月18日 21時) (レス) id: a5dbe8ac76 (このIDを非表示/違反報告)
ピースサイン(プロフ) - ナミさん» https://uranai.nosv.org/u.php/novel/etolie4/載ってますかね？載っていなかったら本編の８話「報告」というページから飛ぶか、作者の作った作品一覧から選んで頂けると載っていると思います！ (2020年8月18日 21時) (レス) id: a5dbe8ac76 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - いきなりですみません番外編が何処に載っているのか分からないので教えてもらってもいいでしょうか？自分でも探して見たのですがなかなか見つからなくて本当にすみません。本編は、分かったのですが、本当にご迷惑をかけてすみません。本編は、見させて貰いました。 (2020年8月18日 20時) (レス) id: 134760d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピースサイン | 作成日時：2020年8月1日 20時
