イレギュラーの代償 ページ28
ちょっと最初シリアス気味です。
……………………………………………………
『第二に私は、多分もう元の世界に戻ることは出来ないでしょう。そして今この瞬間も私の魂は擦り減っています。』
江「＿＿＿っ！？」
ああ、遂に言ってしまった。
この世界に来てから誰にも言うことができなかったものを…
江「…それは、もうどうにもならないの？」
…乱歩さん。
『江戸川さんも、分かっているのでしょう？それにどうにかなった所で私は後５０年と持ちませんし。』
『寧ろ残り１年とかじゃあないので全然気にしてませんし。』
江「……嘘だろ。そんなはずは無い。君は本当はもっと生きたかったはずだ。」
『っ！いえ、そんな事ないです。そう、後５０年もあれば充分なんです。』
江「それは君が君自身を縛り付けているだけだろう。そうして精神を支えているんだ。」
『…だからって、なんとかなるわけないじゃないですか。』
そう、どうにもならないんだ。
これは私が
私はここでは
本来存在しないはずのモノ。
だから存在する代償に命が削られているだけ。
キャラにも会えたし、悔いは無い。
江「でも君はまだしたいことがあるんでしょ？」
…そうだ。そうだよ。
本当はまだみんなと一緒にいたかった。
笑い合っていたかった。
『…それでも！もう…無理なんです！』
江「諦めるのはまだ早い。君は、もっと誰かに頼っていいんだよ？」
１人で溜め込みすぎだ。
遠回しにそう言われた気がした。
その瞬間、堪えていた涙が一気に溢れてきた。
『…ふっく、うぁ、ぐすっﾎﾟﾛﾎﾟﾛ』
江「…泣いていいんだ、君の事を想ってくれる人はいるんだから…」
『………ｸﾞｽｯ はぁ、お見苦しい所を見せてしまってすみませんでした。』
江「うん、なんだかスッキリした感じだね。良かった。」
『江戸川さん本当にありがとうございました…』
そう言った途端乱歩さんが不機嫌になった気がした。
江「……なんかヤダ。乱歩って呼んで。」
拒否権無い感じですか。
『…乱歩さん？』
江「もう一声！」
『乱歩さん。』
流石にこれ以上は…
江「まだ！！」
うっ
『…乱歩…』
江「！ﾊﾟｧｧうん、それで良し！！」
なんか負けた感が凄いけど可愛いから良いや…
江「ついでに敬語も外してね！」
『え、ええ…分かりm、分かった。』
威圧がきた。ちょっと怖い。
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ピースサイン(プロフ) - ナミさん» 見つけられましたか！良かったです！ (2020年8月19日 6時) (
レス) id: a5dbe8ac76 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - ありました。本当にご迷惑をかけて申し訳ありません。全然見にくくないですよ！私が気づかないだけで。兎に角ご迷惑をおかけしました。 (2020年8月19日 1時) (レス) id: 134760d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
ピースサイン(プロフ) - ナミさん» 見にくかったですかね？すみません！ (2020年8月18日 21時) (レス) id: a5dbe8ac76 (このIDを非表示/違反報告)
ピースサイン(プロフ) - ナミさん» https://uranai.nosv.org/u.php/novel/etolie4/載ってますかね？載っていなかったら本編の８話「報告」というページから飛ぶか、作者の作った作品一覧から選んで頂けると載っていると思います！ (2020年8月18日 21時) (レス) id: a5dbe8ac76 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - いきなりですみません番外編が何処に載っているのか分からないので教えてもらってもいいでしょうか？自分でも探して見たのですがなかなか見つからなくて本当にすみません。本編は、分かったのですが、本当にご迷惑をかけてすみません。本編は、見させて貰いました。 (2020年8月18日 20時) (レス) id: 134760d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピースサイン | 作成日時：2020年8月1日 20時
