検索窓
今日:8 hit、昨日:5 hit、合計:105,838 hit

18話 落ちる ケイト・トレイ ページ20

「やっほ〜!!ねぇねぇ君が例の異世界から来たっていう女の子?」


放課後、Aがメインストリートを歩いていると声を掛けてきた男がいた

『えっと…はい、そうです』


「マジカメ話題沸騰中!一枚写真撮って良い??」
ずいっと顔を近づけ、そう言う彼

『い、いいですけど…』
Aは戸惑いながらも了承した

「はい、チーズ!!」
肩を組んで写真を撮る

取り敢えず笑っておけばいいか、とAは笑顔を作った

「おーい、ケイトここにいたのか!って君…」
「トレイくん!この子が話題の子だよ!」

校舎と反対側から歩いて来たトレイと呼ばれた男がAを見て声を上げる


「ほお、君が…トレイ・クローバーだ。よろしく一年」
「そんでオレがケイト・ダイヤモンドね!けーくん♡って呼んでも良いんだよ!」

トランプ兵イメージしてるのかな、と考えつつ自己紹介

『A・フィクシーです。トレイ先輩と…けーくん先輩?』
本人がそう呼んで欲しいのなら…とAはあだ名で呼ぶ

「!?…あははは!面白い子だねAちゃん!うん、いーね!」
ケイトは一瞬驚いたような顔をした後笑ってそう言った

それを見てトレイが溜息をつく

「はあ…そうだA、明日何でもない日のパーティーがあるんだ。来るか?」
『何でもない日のパーティー?』
聞き覚えのない…とAは首を傾げた

「そうそう!ハーツラビュルのパーティー!マジカメ映えも最高!おいでよ!」
名案と言うように目を輝かせケイトは言う

「お前…はぁ」
説明をケイトに持って行かれたトレイは最早咎める気も起きないようだ

『行っても良いのなら…お願いします!』
楽しそうだ、とAは誘いを快諾した

「ああ、じゃあ明日の放課後鏡舎で」
「じゃあね〜Aちゃん!」
『また!』


トレイとケイトが手を振りながら去っていく
Aはその背中に手を振り返した


『あ、』

そういえばハーツラビュルってリドルが寮長の所じゃん、と思い出す
記憶力が働いていないAであった

そして翌日の放課後

「お!Aちゃん!こっちこっち!」
『けーくん先輩!』

Aが鏡舎で辺りを見渡していると声を掛けられた
聞き覚えのある声にそちらを向くと、やはりそこにいたのは昨日の2人だった

駆け寄って2人の横に並び立つA

「さあ、行くぞ」
トレイが声を掛けて踏み出す

鏡を潜った先にあったのは_____


19話 丶丶→←17話 丶丶


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (72 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定タグ:文スト , 転トリ , ツイステ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ピースサイン | 作成日時:2021年3月28日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。