遠い故郷を、懐かしむ ページ24
殆ど会話文です
………………………………………………
所変わって、川辺
『はぁ…』
「如何したんだい？A」
二人の男女が佇んでいた
『なんか濃いなぁって思って』
疲れたような表情をするAに、ぽけーっとした表情の太宰
「そうかい？…で、昼間の彼等とは如何いう関係なのか説明し給え」
若干黒いオーラを纏った太宰にAは一歩下がる
『…あの人達とはね、元々仲が悪かったんだ。リドルは違うけど』
「え、そうなのかい？そうには見えなかったけど…リドルってあの赤髪の子かい？」
『うん。彼がリドル、リドル・ローズハート』
聞いたのは太宰とは言え、
彼はいかんせん独占欲が強かったりする
その為
「嗚呼、そう云えば皆外人かい？名前が日本人らしくないけど…」
『みーんな日本人じゃ無いよ、前まで日本すら知らなかったもの』
そうなのだ
ツイステッドワンダーランドはそもそも何処の国にも当て嵌まらない
日本を知っている者など、
「ふぅん、じゃあ仲が悪かったのに今は良いのは何故だい？」
『…私が、仮面を外したからかな』
なにかを懐かしむような顔になるA
「…仮面？何か偽っていたのかい？」
対して太宰は怪訝そうな顔になる
『うん、リドルの前では普通だったけどずっと全部を偽ってた』
「…其れは如何して？」
太宰は�爛螢疋襪料阿任廊瓩箸いΩ斥佞忘禿挌娠�する
『切っ掛けなんて些細なものだよ、勝手に感じて、私が変えただけ』
『理由なんて、無いよ』
「じゃあ中也が言ってたのは如何いうこと？監督生…？だっけ」
『っ、監督生…ユウちゃんか…』
少しばかり動揺したA
やがて喋りだす
『私にもよく判らないけど、
一つ言えるのはユウちゃんは悪い子でも自分の希望に縋ってただけ』
�爐△了匱�身はそこまで悪い子じゃあ無いんだ��
『と言っても太宰は知らない子だものね』
一瞬暗い顔をしたのち明るくなる
「その子は…何を仕出かしたんだい？」
雰囲気を察したのか真剣な表情になる太宰
『そんな最低なことはしてないよ』
「じゃあ何をしたんだい？」
少し考えた末、口を開く
『仮面を被って男達を惑わす』
「………充分最低じゃない？？」
淡々と端的に告げられた言葉に
思わず太宰は声を洩らした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 235人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピースサイン(プロフ) - 雪華さん» ありがとうございます！ (2020年9月25日 17時) (
レス) id: a5dbe8ac76 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あ･･･。間違えて始めまして言っちゃた････。頑張ってくださいね。 (2020年9月25日 8時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 始めまして!凄く良いですね! (2020年9月25日 8時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
ピースサイン(プロフ) - 琥珀@中也が尊いさん» 訂正させて頂きました。ご指摘ありがとうございます (2020年9月20日 19時) (レス) id: a5dbe8ac76 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀@中也が尊い(プロフ) - 失礼ですが、歌詞を載せるのは違反行為となっております。著作権うんたらかんたらに引っかかってしまう、凄く面倒くさいやつです。消していただいてもよろしいでしょうか？ (2020年9月18日 14時) (レス) id: 514b4bbba8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ピースサイン | 作成日時：2020年9月4日 23時
