そしてまた彼等は出逢う ページ17
それから十数年後…
『ほら早く!太宰、来ないなら置いてくよ』
或る建物の前で、3人の男女が立ち尽くしていた
「A待って!置いてかないで!!」
「おい太宰!早くしろ!手前ェのせいで遅れそうなんだよ!」
「煩い中也!」
『太宰黙って』
「ハッ」
「ぐぅ、そんなぁ〜!」
そんな話をしていると、太宰の準備が整った
『行くよ二人共、さん、に、いち、それっ!』
少女が掛け声と共に空へ跳ぶ
そのまま建物の間を縫い走り、跳び、蹴る
「あっ待って!!私無理なのだけど!」
「だったら遅刻しとけ、先に行くからなァ!」
中也と呼ばれた男も跳び上がる
暫くすると少女に追い付いた
『ん〜あれ?…太宰置いてきた??』
「当たり前だ、青鯖はいらねェ」
『んおぅ、辛辣』
「手前ェもだろ」
『え、そう??』
「自覚無しか!?」
『よく判んない』
「ウソだろ」
少女達は《迷ヰ犬学園》と看板に描かれた学園に入って行く
そのまま正面から入る…と思いきやその場で跳躍する
すると教室の窓を突き破った
…突き破った
パリィィィイイインッ ピシッ
窓が割れる音とともに、眼鏡にひびが入る音が響いた
『ふぅ…やっと着いた』
「やっぱここん窓脆いな」
「プルプル お前…!毎度毎度窓を壊すなぁああああ!!!」
『独歩っぽ!おは!』
「俺は独歩っぽという名前では無い…!いい加減覚えろA!」
『判ったよくにっきー』
「くにっきーでも無い!!」
「今日も大変だな、国木田」
「今日に限ってAに便乗したお前には言われたくない…!」
そんなこんなで授業が終わり、放課後
『ふわぁ〜、眠』
「国木田くんの揶揄われてる所見たかった…!!」
『それは太宰が悪いバサッ』
「うぐっっ!!」
いつも通り太宰と戯れるAの元に、或る呟きが聞こえた
「………A?」
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ピースサイン(プロフ) - 雪華さん» ありがとうございます! (2020年9月25日 17時) (レス) id: a5dbe8ac76 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あ・・・。間違えて始めまして言っちゃた・・・・。頑張ってくださいね。 (2020年9月25日 8時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 始めまして!凄く良いですね! (2020年9月25日 8時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
ピースサイン(プロフ) - 琥珀@中也が尊いさん» 訂正させて頂きました。ご指摘ありがとうございます (2020年9月20日 19時) (レス) id: a5dbe8ac76 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀@中也が尊い(プロフ) - 失礼ですが、歌詞を載せるのは違反行為となっております。著作権うんたらかんたらに引っかかってしまう、凄く面倒くさいやつです。消していただいてもよろしいでしょうか? (2020年9月18日 14時) (レス) id: 514b4bbba8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピースサイン | 作成日時:2020年9月4日 23時