余命宣告、一週間。ぶりっ子なんてもう辞めます！【リドル・ローズハート】

廻る運命 ページ15

まだ完結ではありません！

………………………………………………………

−あははっうふふっ


真っ白な空間に、男女の笑い声が響く


−お父さんっ！お母さんっ！


そんな空間に、或る少女が現れた


−お、____！久しぶり、元気か？


お父さんと呼ばれた男は、少女に語り掛ける


−うん、私は元気！久しぶり…！


少女は涙を流す


それを柔らかい目で見つめる二人


次の瞬間


二人の身体が揺れ出した


−！二人共…？


−そろそろお別れみたいだ


−ほら、次の方が待っていらっしゃるわよ


ーー行ってらっしゃい


少女は背中を押され、進みだす


《貴方のことは、いつでも見守っているから》


次に現れたのは、赤毛の男


−久しぶりだな、____。


−っ！！…さ、くにぃ…！


男は微笑んだ


満足そうに


−なんで置いて逝ったの…？作にぃ、ずっと一緒にいるって決めたのに！


−ごめんな、だが後悔はしていない


−____と太宰を助けられた。それだけで俺は幸せだ


−でもっ！！私、否私達からしたら最悪なことだったんだよ！


−…ふ、大丈夫だ


−、え…？


−すぐに逢える


男が揺れ出す


《お前の決めた道を歩め、そうすればきっと未来は拓ける》


言葉の真意が掴めないまま、少女の意識は黒に呑まれた

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