少女の別れ、懐かしい思い ページ13
歌詞は違反するというご指摘がありましたので一部訂正させて頂きました
………………………………………………
部屋に戻り、片付けを始める
要らなくなったものは全部
異能で処理する
椅子
机
箪笥
本棚
クローゼット
どんどん片付けていく
すると、或る一点に目が止まった
一枚の紙切れ
拾い上げてみると、それは写真だった
太宰と作にぃ、安吾、私で撮った最期の写真
忘れることのない、最期の時
この頃の私は
この中から一人が欠けることなど、
考えやしていなかった
幸せは、呆気なく崩れていく
その時の行動一つで今迄築き上げていたモノが一気に崩れ去る
写真をそっと懐に入れる
空になった部屋を後にし、外へ出る
空を見上げる
そこには、満天の星が広がっていた
『懐かしいなぁ…』
まだ作にぃが生きていた時
嫌がる安吾を連れて、よく星を眺めていた
『…月が綺麗だね』
早く、早く…
貴方に、皆に、会いたい
２３：４９
「はあっはあ！A！勝手に寮を出るんじゃないよ」
『ごめんごめん、後少しだから』
「……本当にそれで良いんだね？」
『え？』
言葉の意味が判らなかった
否、判ろうとしなかった
「キミは、本当に、それで良いのかい？」
心の奥底を、見透かされているような気分だった
『……そりゃあ、もう少し居たかったとも思うよ？』
『でもね、向こうはもっと居心地が良かった』
『リドルと会えたのは、良かったと思うよ』
『それでも、彼方で過ごした時間は私の中でかけがえの無いモノなんだ』
「…キミがそう言うなら、僕は良い」
２３：５９
『…そろそろ、時間だ』
「っ…」
残り、２０秒
身体が透けてきている
「たとえ向こうがキミの居場所だったとしても」
「僕は、君と居たかった」
『！…私の居場所は向こうでも、リドルといた時間は私にとって大切だったよ』
『こんな捻れた世界でも』
『私は、君と笑い合っていたかった』
身体の力が抜けて、どんどん消えていく
『あ、りがとう…大、好きだったよ…』
「っああ、…またね」
�爐泙燭有�
意識が無くなる
最後に、作にぃが見えた気がした
《頑張ったな、A》
…ありがとう
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ピースサイン(プロフ) - 雪華さん» ありがとうございます！ (2020年9月25日 17時) (
レス) id: a5dbe8ac76 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - あ･･･。間違えて始めまして言っちゃた････。頑張ってくださいね。 (2020年9月25日 8時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 始めまして!凄く良いですね! (2020年9月25日 8時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
ピースサイン(プロフ) - 琥珀@中也が尊いさん» 訂正させて頂きました。ご指摘ありがとうございます (2020年9月20日 19時) (レス) id: a5dbe8ac76 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀@中也が尊い(プロフ) - 失礼ですが、歌詞を載せるのは違反行為となっております。著作権うんたらかんたらに引っかかってしまう、凄く面倒くさいやつです。消していただいてもよろしいでしょうか？ (2020年9月18日 14時) (レス) id: 514b4bbba8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピースサイン | 作成日時：2020年9月4日 23時
