余命宣告、一週間。ぶりっ子なんてもう辞めます！【リドル・ローズハート】

少女の為、少年は憤怒する ページ12

Aside

この子は…

『頑張ったね、君』

そっと抱き締め、その場を離れる

そろそろ迎えが来る時だ

『ねえ、皆？』


NO side

彼等は或る少女の跡を尾けていた

突然性格が変わった少女の、

何処か上の空になっていた監督生の、

秘密を知る為

監督生の裏を知った彼等は絶望した

そして理不尽にも彼女(監督生)を変えた少女に、

怒りの矛先を向けた

思えばそれは気絶する前に掛けられた、

監督生の魔法だったのかもしれない

そんなことを考えもせず

彼等は少女に言葉を吐く

「監督生をあんなにするなんて」

「お前さえ居なければ…！」

黙っていた少女が口を開く

『…っ「…やめろ」！？』

それを或る少年が遮った

「彼女がっAがっ！何をしたっていうんだ…」

「リドル…？」

「君達の知らない所で、Aは大変な思いをしているんだ！！」

「それをっ君達は、居なければいい！？」

「ふざけるな！」

『…リドル』

「これ以上、僕の大切な人をっ莫迦にするな！」

「Aを侮辱するなんて、僕が許さない！！」

彼は声を荒げた

愛する者を、侮辱されたから

「…っっっ！ﾊｯ な、にやってたんだ…？俺達」

「ﾊｯ え、…？」

「もういい、A、行くよ」

『あ、うん…』

他の彼等は、眼を覚ました

彼の言葉に

反応して

『残り僅か…ﾎﾞｿｯ 早く迎えに来てよ、皆』

「…！…」

彼女の呟きを聞いている者がいた

「ジェイド〜今日の夜金魚ちゃんの所に行くよぉ」

「おや、リドルさんの所ですか？何かあったのですね」

「うん、ちょっと面白そうなの聞いちゃってねぇ」

陰でウツボが、獲物を狙う…

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