【黒バス×テニスの王子様】越前リョーマのいとこは誠凛高校の転校生。

９話←日向side ページ11

今日は朝から不思議なことが多かった。

まず、起きたらすぐに胸騒ぎがおきた。

だが、悪い胸騒ぎじゃなかった。

学校に着いたら一ヶ月前なら、クラスメイトと談笑して席についたんだがしない。

否。できなくなったのだ。

胆井麗花。

あいつが来てからガラリと変わってしまった。

媚びを売るような仕草と声色に寒気がした

獲物を狙うような目つきに鳥肌がたった

大層な事を言って何もしないあいつに吐き気がした。

おかげでバスケ部は軽い対人不信になったのだ。

しかし、今日は違った。

モ男「おいっ！！聞いたか！！1年に転校生が来たんだってよ！！！」

そういえば、さっきすれ違った奴らもそんな話してたな。

なんで1年のことでこんな騒ぐんだ？

モ男「そいつが黒子と火神と仲良くなったってよ！！！！」

は？

マジかよ。

思わずテキストをめくっていた手が止まった

バスケ部の中でも１、２を争う位胆井を毛嫌いしてるあいつらが？

昼、屋上に行ったらもうみんな来ていた。

もちろん話題は黒子達と転校生のことだった。

すると、黒子と火神、そして、噂の転校生が来た。

容姿は一言で言えば美少女だ。

メガネで顔は隠れていたがそれで隠しきれていない美しさがあった。

俺が尋ねると申し訳なさそうに自己紹介をし、

主「すみません。やっぱりお邪魔ですよね･･････」

と言った。

俺はなぜか慌ててしまった。

なぜだ？

今、隣で話しているこいつを見てみる。

なんか、体中から優しさが滲みだしているみたいだ･･････

ばつがわるくなって目をそらしたがあいつのことが気になる。

ふと、思いついた言葉に納得してしまった。

『恋』という言葉に。

俺はこいつに恋をしてしまったらしい。

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