Dear Friend, (ページ7)

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行方不明なお菓子ページ7

「ごめんっ！ホントにごめん！裕翔のこと誰かと勘違いしてたみたいで！！」
「それ！それが一番嫌だよ！！いったい誰を俺と間違えたんだよ～～！！！十年も一緒にいるのに～～～！！！」
「ご、ごめんなさい……っ！」
「裕翔ー、もうその辺にしないと圭人ガチで泣くぞ」
「はーい。ごめんね圭人、ちょっとイジワルしちゃった」
「え……？」

大ちゃんの一言で俺がケロッとしたもんだから、今度は圭人が拍子抜けた声をあげた。

「ゆ、裕翔はもう怒ってない？」
「うん、怒ってない。ていうかこの年でお菓子食べられてムキになるほど子どもじゃないしね」
「よかったぁぁ～～～！！！！！！」

圭人が勢いよく抱きついてきたので慌てて受け止めてギュッとしてやる。

「ごめんね～～っ！！今度お菓子買ってあげるからね！」
「ホント！？楽しみー！」

………………
…………
……

「裕翔」
「なあに髙木くん」
「裕翔さ、あの時ホントはマジで怒ってたろ」
「えっ……んー、さぁどうだろーねー」
「……お前は優しい子だなぁ」
「もう、子ども扱いやめてよぉ！」