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ご め ん な さ い 10 ページ10






あのことがあってからセンラさんは私に‘好き‘と言ってくれるようになった。

抱きしめてくれるし、毎日が幸せ。



まあ、キスはまだ、だけど……



あの人に越されたのは嫌だけど、センラさんからもらう愛でいっぱいになって、キスのことなんて忘れてた。(いや、忘れてないけど)






「おはよ、A」

『おはよーございます、今日はお仕事長引きますか?』

「うん…わかんないなぁ……フユカちゃんは会議参加するのに、Aはないのは変だよね……あ、そういえばチケット。もらったんだ、フユカちゃんと来てね」

『ありがとうございますっ!行きますね!!』

「ん、ありがと。敬語、どうにかんない?リスナーさんと話してるみたいでヤダな」



わかりました!と笑顔で言う。
彼はその言葉をきいて、また敬語と軽くでこぴんをする。




『うう、痛い……わかった、わかったから!もう行かないと時間でしょ!?』

「うん、わかっとる」



ぎゅっ、と抱きしめてくれて、その瞬間涙が出てきそうになる。




「今日、あいつとの仕事なんだ」

『え…?』



あいつ…?



「メイク。正直行きたくないんやけど」




体を離して、頭を撫でると。



みんなのためやから、と笑顔を見せてくれた。





いってらっしゃいを告げると、急に静かになった家に、寂しさを感じた。









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設定タグ:センラ , 歌い手 , 染羅   
作品ジャンル:恋愛
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染羅 - 浅海さん» ありがとうございます!そう言っていただくとありがたいです。こんなありがちな内容を……ありがとうございました。 (2018年4月27日 20時) (レス) id: 211c203b1d (このIDを非表示/違反報告)
浅海 - 完結おめでとうございます。私は、途中から一気にここまで読みましたが、とても面白かったです。 (2018年4月27日 19時) (レス) id: e2846c2e70 (このIDを非表示/違反報告)
染羅-せんら- - KIRAさん» すごくありがとうございます!(?) (2018年4月27日 7時) (レス) id: da45529319 (このIDを非表示/違反報告)
KIRA(プロフ) - 染羅-せんら-さん» いえいえ!もうソメラーかもしれません(笑)ほんとに染羅さんの書く作品大好きなんですよ!!卒業(?)が悲しいです…… (2018年4月26日 22時) (レス) id: 4fc314a0e8 (このIDを非表示/違反報告)
染羅-せんら- - KIRAさん» ありがとうございます!ぜひ、ソメラーになってください(笑)ここまでありがとうございました。 (2018年4月26日 22時) (レス) id: da45529319 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:染羅 | 作者ホームページ:染羅-せんら-  
作成日時:2018年4月16日 19時

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