V.I.P. (ページ10)

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Episode10 ページ10

『ちょ、やめて .. 』

「大丈夫ですよ . 多分あと .. 10分くらいで嫌じゃなくなります」

時計に向けられた目は既に鋭くてゾクゾクする

「だから . 大人しくして下さい」

『 .. やだ、怖いです』

「じゃあ .. 分かりました . 今から10分間を僕にください .10分後にもし嫌だったら出て行ってください」

『ん .. 分かりました』

そう言った私に軽く微笑む . こうなることも全て予想済みだったんだろう

.

『ふぁ .. んっ、ん』

酸素を求めて開いた唇に捻じ込まれた彼の舌は私の舌を絡めとる

『っ、』

苦しくなり彼の胸板を叩くとどちらのものとも分からない銀の糸が二人を繋いだ

クラクラしている頭に必死に酸素を送り込む

『ね、待って、』

「ん？まだ10分じゃないですよ」

『そういうことじゃ .. 』

「 .. 分かりました . 見ないから」

手を入れするりと下着を脱がせると態とらしく水音を鳴らされもう片方の手は胸を弄っている

『んん、慎さん、』

「なんですか？」

頭の中に響く警告音 .

でも、逃げられない＿＿逃げることも諦めようか

『あ、っんん .. 』

「いつもより激しくしちゃいました」

少し照れたように言いながら私の秘部から長い指を抜くと目を逸らされる

『 … っ、え』

「もうすぐ10分なので」

『 .. 駄目です』

私の乱れた服を直そうとする彼の腕を掴む

『やめないで、』

「 .. やっと言ってくれた」

そう言うとベッドの上で身を捩る私に跨る

.

「こらあかんやん . いくら慎でも許さへん」

「 .. 壱馬さん」