【A3】君は誰と恋するの？【夏組】 (ページ2)

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告白 ― 皇天馬ページ2

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「......天馬くん？」

ベンチに座っていると聞き慣れた声が
背後から聞こえた。

弄っていたスマホを置き、身体を向き直す。

「あぁ、悪いな監督。呼び出して」

「ううん。大丈夫。何かあった？」

「あー...えっと、その、なんだ...まぁ、座れよ」

歯切れの悪い言葉を並べる俺の傍に腰を落とす監督

「...時間大丈夫か？」

「うん、平気だよ。今度の公演の事で呼び出したの？」

「いや、違うんだ。今日はその話じゃなくて...」

「なに？」

「その...か、監督は、す、好きな奴とかいるのか」

「えっ？どうしたの急に」

「俺....監督が好きだ。」

「ん？私も好きだけど...」

「違う！一人の女性としてって意味だ...」

「...っ」

私も好きと言われた時、一瞬ドキッとしたが
絶対に分かってないなと直ぐに確信した。

ふぅ、言うぞ......

「俺と付き合ってくれないか」

「...私でよければ」

「本当か！？....っし！」

思わずガッツポーズをしてしまう俺を見て
くすっと笑う監督。

少し恥ずかしくなり咳払いをして話を戻す。

「俺、監督のこと大切にするから」

「ありがとう。天馬くん」

お互いの気持ちを確かめ合うようにキスを交わした。