ep594 ページ38
貴side
今まで一度だって名前で呼ばれたことなかったのに
なんで急に…
うわぁ…めっちゃ心臓バクバクしてる。
ありえな(苦笑)
ちょっと呼び捨てにされただけでこんな赤面してたら絶対揶揄われる。
てか、僕の心臓がもたん!!
貴「絶対、まだ酔ってる…酔ってるんだ…くそ、この酔っ払いが…」
ブツブツと呪文のように呟き続ける僕は、はたから見たら完全に阿呆の子だ…
・
一方、先輩はコロコロと足元に転がってきたペットボトルを拾い上げて、
沖「そんなに僕に水飲ませたいんなら…
……口移しくらい覚悟の上だよね?(ニヤッ)」
グイッと僕の腕を掴んで引き寄せた。
貴「なぜそうなるっ!?」
勢いよく雪崩れ込んだ僕はシートに片膝をついて、まるで先輩を壁ドンしてるような体制。
ん?いや…ヘリだから…ヘリドン??
なんかカツ丼みたいな名前だな…
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・
とか考えてる場合じゃなく!!!
貴「離せ、この酔っ払ら、んごっ!!」
問答無用で口に突っ込まれたペットボトル
滝のように流れ込んでくる冷水にジタバタしていると先輩に後頭部をがっちりホールドされた
おうまいがー←
もうこうなったらいっそ…
・
・
飲み干すしかないね☆←⁉
口の端から溢れた水が零れ落ちていくのを他所に、沖田先輩の瞳は本当に愉しそうに爛々と輝いている
沖「え、全部飲み干す気ww?」
なんか悪いかボケェ!!
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しかしそれを聞いて先輩は何やら考え込み、僕の唇からペットボトルを奪い去って…
ゆっくりと自分の唇を近づけ始めた
は!?コイツ正気か!?
そして次の瞬間。
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スパコ–––ンッ!!
僕の頭は何処からか飛んできたスリッパにブッ叩かれた。←
貴「いッでぇー!!」
あまりの痛さにのたうち回った僕の耳に飛び込んできたのは…
・
南「俺達の目の前で何してんの!?バカなの!?ねぇ、バカなんだよね!?/////」
顔を真っ赤にしてキレまくる薫の声。
起き上がって見ると、
藤「…//////////(プシュ〜)」
その隣の平助は頭から湯気を出して石像と化していた。
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貴「……あれ?…君達いつからいたの??」
南「最初からだよッ!!!」
貴「ならもっと早く止めろよォォォオオオ!!!」
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麒麟 - 続編へのリンクがうまく出来てなかったようですみません!修正いたしましたのでどうぞご覧ください! (2017年6月8日 16時) (レス) id: 9b5bc497da (このIDを非表示/違反報告)
珠月悠羽@ゆゆとペア画中(プロフ) - 麒麟さん» それな\(^o^)/ヘイ!!← (2017年6月4日 22時) (レス) id: 9cd5d172ad (このIDを非表示/違反報告)
麒麟 - 珠月悠羽@アイコン変えましたさん» 悲しくなって来たぜ\(^o^)/ヘイ!! (2017年6月4日 12時) (レス) id: 856ee34068 (このIDを非表示/違反報告)
珠月悠羽@アイコン変えました(プロフ) - 麒麟さん» まあまずそんな相手がいないんだけどね((おい (2017年6月4日 8時) (レス) id: 9cd5d172ad (このIDを非表示/違反報告)
麒麟 - 珠月悠羽@アイコン変えましたさん» それいっちゃあかんやつ…( ˙-˙ )←あぁ、リアルで意識的に出せたら困らないのに… (2017年6月3日 18時) (レス) id: a8d3464674 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麒麟 | 作成日時:2017年4月4日 23時