ep587 ページ31
貴side
ジタバタと手足をばたつかせ始めた僕にメンドくさそうな表情をする先輩
そうだそうだ〜めんどくさいだろぉ??
てことでサッサと僕の上から退いてくれないかなぁー?
なんて目を輝かせていると、次の瞬間光が遮られて視界が真っ暗になる
貴「ちょっ…な、なに!?」
こっちはさっきから不意打ちばかりで困ってるというのに、僕の目を手で覆い隠して視覚を奪った張本人はどこ吹く風
沖「こうしないと得意の瞬間移動で逃げるでしょ?」
ば、バレた…
完全に不利な状況に追い込まれてる…
なら強行突破は辞めて交渉で…と思ったその時だった
貴「…んぅ、………ッん"ん〜!?」
先輩の唇が重なり、開きかけた唇から別の感触のものが割り込んできた
いくら恋愛沙汰に疎い僕でもさすがにそれが何かはわかる
わかるからこそどうしていいかわからない
そんなパニック状態を好機とばかりに僕の舌を絡め取っていく先輩
貴「…や、…め……せん、ぱ………っん…」
沖「…っ、なに…煽ってるの?」
貴「ちが、……ひッ!!」
一層妖しく微笑んだ先輩はするりと服の中に手を滑り込ませた
貴「ちょ、どこ触って……ッ…ひぁっ!」
先輩の手、あつい…
・
そう感じた時、頭の中で何かが引っかかった
瞬時に、それを逃すまいとして今にも駄目になりそうな脳を無理やり働かせる
・
・
沖田先輩の身体がやけに熱い。いつもは冷たいのに…
それに、さっきから気になっていたキスの味…
これ…オレンジリキュールじゃない?
てことは…
つまり……
結論、沖田先輩は酔っている←
貴「んだとオラァ…ふざけんなぁああッ!!!」
ガッツーンッ!!
その瞬間、僕の左アッパーが炸裂して先輩の腹部にめり込む←
痛みに悶える先輩を放置して避難先を探すべく部屋から即、飛び出す
とりま1番近い部屋に!と思って飛び込み、鍵を閉めてほっと一息
あぁ自由って素晴らしい!!と思ってにこやかに振り返ると……
土&原&永「………」
なんと只今お着替え中、絶賛上半身裸だぜーっと!な先生方とバッチリ目が合う
貴「……い、イェ〜イ、ラッキースケベ〜?」←
そう言った僕を死んだシーラカンス(通称:生きた化石)の様な目で見るお三方
((静寂))
・
貴「……ごめんなさい、匿って下さい」
僕は土下座した←
・
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麒麟 - 続編へのリンクがうまく出来てなかったようですみません!修正いたしましたのでどうぞご覧ください! (2017年6月8日 16時) (レス) id: 9b5bc497da (このIDを非表示/違反報告)
珠月悠羽@ゆゆとペア画中(プロフ) - 麒麟さん» それな\(^o^)/ヘイ!!← (2017年6月4日 22時) (レス) id: 9cd5d172ad (このIDを非表示/違反報告)
麒麟 - 珠月悠羽@アイコン変えましたさん» 悲しくなって来たぜ\(^o^)/ヘイ!! (2017年6月4日 12時) (レス) id: 856ee34068 (このIDを非表示/違反報告)
珠月悠羽@アイコン変えました(プロフ) - 麒麟さん» まあまずそんな相手がいないんだけどね((おい (2017年6月4日 8時) (レス) id: 9cd5d172ad (このIDを非表示/違反報告)
麒麟 - 珠月悠羽@アイコン変えましたさん» それいっちゃあかんやつ…( ˙-˙ )←あぁ、リアルで意識的に出せたら困らないのに… (2017年6月3日 18時) (レス) id: a8d3464674 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麒麟 | 作成日時:2017年4月4日 23時