別れ ページ30
No side
Aが我々国専用の車に乗り込もうと、背中を向けた時、協会長が声をかけた
協会長「A」
『……なに？』
協会長「また……会えるといいわね」
協会長がそう言うと、Aは怒ったようにもう会わないよ！と言って車に乗り込んだ
協会長の顔からスッと笑みが消える
協会長「まぁ……しばらく遊ばせてあげてもいいかしら」
協会長はAが乗り込んだ車が走り去ったのをちらりと確認してから、自身も車に乗ろうと歩き始めた
協会長「……あ、そうだ。ドール、出てきなさい」
ドール「……はい」
気配なく、何処からか現れた“ドール”と呼ばれた少女が協会長の前に跪く
協会長「しばらくAを監視しなさい。時期が来たら、私が連絡するわ。よろしくね」
ドール「はい」
ドールは早速任務を遂行すべく、協会長の前から姿を消した
協会長「ふふ……近いうちにまた会えるわ、A。その時まで、元気でね」
協会長はぽつりと呟くと、車に乗り込んだ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
A side
協会長が放った「また会えるといいわね」という言葉に、僕は少し違和感を覚えていた
会えるといいって、どういう事だろう
僕はもう協会長には興味がなくなったし、お金をくれるという点では、少し惜しいな、って感じる事もあるけれど……
gr「………A」
でもだからと言ってあの仕事が惜しい訳じゃない。
お金は搾れるだけ搾ったし、なんなら良い時期で辞める事が出来たかもしれない
gr「A！！」
『え？』
gr「良かった、返事が無いからどうしたんかと思った」
『あ、あぁ……ごめんね。それで、どうかした？』
gr「帰ったらお前は我々国軍隊の入隊手続きの書類を書かなければいけない
その為には、とある幹部の奴に書類に判子を貰わなければならないのだが……まぁ、その事に関しては心配するな」
『幹部の奴って？』
zm「あー……なんか人事？を任されてるやつなんやけど……まぁ、Aみたいなグルッペンに拾われた奴は大体反対される」
俺もあんま怒られたくない、と笑いながら言われる
幹部のゾムさんも怒られたくない人って……どんな人なんだろ……？
『え、ダメじゃん…！？』
shp「まぁ、有能な人には基本的に結構優しい……と……思うので…大丈夫だと思いますけどね」
『だ、だとしたら僕本当にダメじゃん！
戦闘だって1対多数のやつは苦手だし、読み書きだって辛うじてできる程度なのに！？』
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えす野良(プロフ) - ヒルさん» ヒルさん、ありがとうございます！無事帰ってきたのでまた読んでいただけると嬉しいです！ (2023年4月17日 8時) (
レス) @page43 id: bd3b1d5f0d (このIDを非表示/違反報告)
ヒル(プロフ) - 初コメ失礼します。前作から今まで愛読させて頂いておりました。受験ですか...大変ですね。とても好きな作品なので、更新できるようになるまでずっと待ってます！初コメ失礼しました。 (2022年10月6日 6時) (レス) id: e3196d1b3b (このIDを非表示/違反報告)
えす野良(プロフ) - 天天さん» 天天さん、コメントありがとうございます！！とてつもなく嬉しくて発狂しました！()ｵ"ｧ"ｧ"ーｯ!!亀更新ですがゆっくり見ていただけると嬉しいです(*^^*) (2022年5月5日 23時) (レス) id: bd3b1d5f0d (このIDを非表示/違反報告)
天天(プロフ) - 凄く面白いです！応援してます!更新楽しみにしてます！発狂しそうです！ｱ゛ｧｧｧｧｧｯ！ (2022年4月18日 17時) (レス) id: bc837922a0 (このIDを非表示/違反報告)
えす野良(プロフ) - 夕夜さん» ありがとうございます！！！頑張ります！！！ (2021年6月7日 16時) (レス) id: bd3b1d5f0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えす野良 | 作成日時：2021年6月3日 22時
