外交 ページ14
gr side
総統「今日はよろしくお願いします」
K国の総統は含みを持った笑みで此方に手を差し出してくる
俺も営業スマイルでゆっくりと手を握った
gr「えぇ、よろしくお願いします」
そこから外交が始まった
外交の仕事は主にオスマンがする事なので、俺は基本的に黙りを決め込む
今回の外交は資源の交渉、そして出来ればK国と不可侵条約を交わすのが此方の目的だ
os「では、貴国からこちらの資源を15%輸入させて頂くという事で宜しいですね？」
外交官「はい、構いません」
os「では次に参りたいと思います。こちらの資料をご覧下さい
…本国としては、以前からお話していた通り、貴国と期限を3年とした不可侵条約を結びたいと思っております」
外交官「……その事についてですが、総統からお話が」
総統「…グルッぺン総統閣下」
gr「なんでしょうか」
総統「我々は、今ここで我々国に宣戦布告を宣言致します！
……正直に言いますと、国民が可哀想だ。なんでも、厳しい独裁政治をしているそうではありませんか？」
総統は劇の最中かのように優雅に両手を広げ、俺を見つめてみせる
gr「それはそちらがそういう噂を流しているからでしょう。此方も根拠の無い情報を流されて迷惑していた所だったんだ。」
その戦争、受けて立とう
と、敵意を込めた目で総統を見据えると、総統は少し考えるように手を顎にやる
総統「その事なんですが、宣戦布告をして戦争をしましょうと言うのは、個人的に芸がないと思いまして」
gr「ほう」
総統「ですから、少し趣旨を変えようと思うんです。兵站や財産を失う事も無い方法でやりましょう
……決闘で、私達の国の未来を決めませんか？」
gr「ふむ、ではそれぞれの精鋭を3人ずつ、1ヵ月後に本国の闘技場で行いましょう」
総統「分かりました。それではこれにて、外交を終わらせましょう」
〜〜
os「……なぁ、ほんとに良かったん？あんな馬鹿げた総統の案に乗って」
宿に向かう最中、オスマンはそう俺に問いかける
gr「問題無い。…それより、早く決闘の選抜をしなければいけない
帰ったら直ぐに会議を開く。ひとらん、彼奴らに連絡しておけ」
ht「分かった」
ひとらんは頷いた後、インカムに手を掛けた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
A side
協会長から渡された紙をみて、僕は心の中で大きくため息をついた
協会長「このお仕事、よろしくね」
いや僕まだやるとは言ってない、という言葉は、口から出る事は無かった
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えす野良(プロフ) - ヒルさん» ヒルさん、ありがとうございます！無事帰ってきたのでまた読んでいただけると嬉しいです！ (2023年4月17日 8時) (
レス) @page43 id: bd3b1d5f0d (このIDを非表示/違反報告)
ヒル(プロフ) - 初コメ失礼します。前作から今まで愛読させて頂いておりました。受験ですか...大変ですね。とても好きな作品なので、更新できるようになるまでずっと待ってます！初コメ失礼しました。 (2022年10月6日 6時) (レス) id: e3196d1b3b (このIDを非表示/違反報告)
えす野良(プロフ) - 天天さん» 天天さん、コメントありがとうございます！！とてつもなく嬉しくて発狂しました！()ｵ"ｧ"ｧ"ーｯ!!亀更新ですがゆっくり見ていただけると嬉しいです(*^^*) (2022年5月5日 23時) (レス) id: bd3b1d5f0d (このIDを非表示/違反報告)
天天(プロフ) - 凄く面白いです！応援してます!更新楽しみにしてます！発狂しそうです！ｱ゛ｧｧｧｧｧｯ！ (2022年4月18日 17時) (レス) id: bc837922a0 (このIDを非表示/違反報告)
えす野良(プロフ) - 夕夜さん» ありがとうございます！！！頑張ります！！！ (2021年6月7日 16時) (レス) id: bd3b1d5f0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えす野良 | 作成日時：2021年6月3日 22時
