7. 蝶 ページ7
ペトラside
私は空中を舞う
Aの姿に
心を奪われていた。
その姿はまさしく蝶だ。
「まるで蝶だね」
「ハンジさん！」
いつから隣にいたのだろう。
ハンジさんは
立体機動で木々の間を飛び回る
Aの姿を見て
私と同じことを思ったようだ。
「どうして空中で
あんな動きができるんでしょうか」
ｻﾞｼｭｯ
Aはまるで
重力なんて存在しないかのように
軽やかな動きで、
飛び出してくる巨人の模型を削いでいた。
スピードだって兵長に負けていない。
「もともとの素質もあるだろうけど
得意の対人格闘技を
立体機動にうまく活かしている。
Aはああ見えて
負けず嫌いの努力家だからね。
リヴァイに負けたくなくて
相当努力したんだろう。
今じゃ、立体機動で
リヴァイのスピードに
ついていけるのは
Aだけだ。」
以前、訓練中に
兵長とAが立体機動で
どちらが先に相手のうなじをとれるか
勝負していた。
兵長と勝負なんて
普通なら考えられないが
あの時の2人は
周りを気にすることもなく
激闘を繰り広げていた。
その時の2人の動きに周りにいた兵士達は
釘付けだったことを覚えている。
「それより、
ハンジさんはどうしてここに？」
「あ、そうだ！
次の壁外調査のことで来たんだった」
ハンジさんは
「リヴァイ―！捕獲作戦のことだけどー！」
と叫びながら
リヴァイ兵長の方へ走っていった。
「Aー！
そろそろ休憩だよー」
私はまだ空中にいるAに向かって叫んだ。
ﾊﾟｼｭｯ
Aは
近くの木にアンカーを刺し
地面に着地するなり
『疲れた』と言って
地面に寝転んだ。
「おつかれ」
私はAの横に座る。
そういえば
あの時の勝負、最後はどうなったんだっけ。
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Ester(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです。更新頑張ります！ (2019年7月31日 12時) (
レス) id: 3a0388d4ae (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO - 凄く面白いです。更新楽しみにしています。頑張って下さい！ (2019年7月30日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
Ester(プロフ) - リヴァイ好きさん» ありがとうございます、更新頑張ります！ (2019年7月19日 13時) (レス) id: 27b2c4c282 (このIDを非表示/違反報告)
リヴァイ好き - 面白い！！！！！ 続き楽しみにしてます 早く更新願っています (2019年7月18日 22時) (レス) id: dc53e000da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ester | 作成日時：2019年7月18日 5時
