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森本 side
…ん？
｢A？どしたの？｣
A『…ひとりやだぁ』
｢寂しくなったか、…たろのお仕事まだいっぱいあるしな〜｣
不意にカルテから目を離せば、なんか今日初めて会う気がするAが居た。
構ってあげれる時間もあんまり無いし、てか
そろそろご飯の時間だし。
｢もうちょっとお部屋で遊んでたらご飯だよ？｣
A『きょぉのごはんなぁに？』
｢ホワイトボードに書いてあるからたろに教えて？｣
さらっとそれだけ言うと、
ぶーっとほっぺを膨らませて怒ってます！な顔をするA。
｢なによ〜、(笑)ぶちゃいくになってるよ？｣
A『しんちゃんもいくの！』
｢えぇ〜？文字、読めるでしょ？｣
A『よめなぁい〜』
ナースステーションの前で地団駄踏み出すもんだから、可愛いけど、ちょっと可哀想になってきた時。
田｢誰〜？慎太郎困らせてるのは、｣
A『こまってない！』
田｢それはAが決めることじゃないでしょー、｣
みゆうちゃんと手を繋いだ樹先生の登場。
あ、流石にやばいんじゃない？
みゆう｢おともだちになろ！｣
A『…』
田｢A、そういう時なんてお返事するの？｣
A『…っ、ないもん』
田｢ん？｣
A『おへんじしないもん…』
小さな、俺まで聞こえるか聞こえないかの声で。
同世代のお友達には人見知りをしないAが、そんなこと言うなんて。
みゆう｢っ、ふぇ、｣
田｢っ、A。そんなこと言っていんだっけ？お友達になりたいって言われて嫌だって言われたら、嫌な気持ちになるの考えられない？｣
｢…｣
樹先生が言い切ったと同時に広がるみゆうちゃんの大きな泣き声。
どう助け舟を出すべきか。
A『っ、いいもん！！！』
田｢っ、いい加減にしなさいっ！｣
樹先生は分かってない。
きっと、Aは、友達になりたくない訳じゃない。
でもそれを今伝える術も無くて。
みゆうちゃんを抱き上げて、｢そんなわがままな子しりません｣と言い切りどこかへ向かう樹先生の背中を見つめながら、
A『っ、』
｢あ、ちょっ…｣
反対のプレイルームの方に走る、とまでは行かないものの早歩き程度にダンダン足を鳴らして向かうAの背中も見つめた。
あれから、ほんの20分程度だったと思う。
松｢ねぇ、Aは？｣
｢プレイルームにいない？｣
松｢どこにもいないんだけど、｣
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にゃん - 移行おめでとうございます！主様のお話が本当に大好きでずっと更新されないか楽しみにしていました！これからもお話楽しみにしています！ (2021年7月29日 0時) (
レス) id: b34980f8db (このIDを非表示/違反報告)
スモモ(プロフ) - maru_さん» そうなんですね！わかりました！！これからも更新楽しみにしてます！！！ (2021年7月27日 20時) (レス) id: 6b77069b0e (このIDを非表示/違反報告)
maru_(プロフ) - みくさん» 本当にありがとうございます(TT)待っててくださって本当に本当に嬉しい限りです！！！ (2021年7月27日 20時) (レス) id: db337c87a7 (このIDを非表示/違反報告)
maru_(プロフ) - スモモさん» ありがとうございます(TT)もうTwitterやっていません…すみません(;_;) (2021年7月27日 20時) (レス) id: db337c87a7 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 更新ありがとうございます！このお話大好きです！ずっと待っていました！おかえりなさい。 (2021年7月14日 1時) (レス) id: 12bc81e91e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maru_
| 作成日時：2020年10月15日 23時
