○ ページ6
R.Meguro side
「お待たせしました。キーマカレーに目玉焼き乗せです」
目黒「うわ…美味そう」
目の前に出された料理に思わず声が出てしまう。
あの後、勧められるまま部屋へと上がることになって。
流石にヤバいよな、と思いながらもこの食欲を掻き立てる匂いには敵わなかった。
そして準備をする彼女が俺の名前を聞いて来たところで、ようやくお互いの名前を知る事になった。
椎名 Aさん。
何より驚いたのは俺よりも２つだけど年上だったこと。
何度かマンション内で顔を合わせた事があったけど、その時から幼く見えていたから俺より年下だとばかり思っていた。
それを伝えれば、よく言われますと笑う椎名さんはやっぱり幼く見えた。
その後俺も名前を伝えたけど特に何の反応もなかったから、椎名さんは俺の事を知らないんだと思う。
わざわざ伝えなくてもいいか、とそれ以上は何も言わなかった。
目黒「じゃあ、いただきます」
「はい、どうぞ」
最初の一口は目玉焼きには触れずに、ご飯とルーだけで食べてみる。
口に入れた瞬間に広がるスパイスの香り、それに続いてピリッとした辛味。
挽き肉の量も多くて、玉ねぎは食感が残っていてすごく食べ応えがある。
ん？何だろう、このぷちぷちした食感。
じ、とお皿を見ているとそれに気付いた椎名さんがどうかしました？と聞いて来た。
目黒「ぷちぷちしたのがあったから何かなって思って」
「あぁ、それはもち麦です」
そう言ってスプーンでご飯だけを掬って見せてくる。
「このぷちぷちした食感が好きで、カレーの時は絶対これなんです。苦手でした？」
目黒「や、めっちゃ美味いっす」
「ふふ、なら良かったです」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3734人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゅんまろ(プロフ) - こんばんは!今日久々に読んでみたくなり、またきちゃいました!何度読んでも楽しくて好きです。まだ会えてないメンバーとどぅ出会うのか気になります☆ (11月16日 23時) (
レス) id: 27aea2a3e7 (このIDを非表示/違反報告)
kazu48(プロフ) - こんばんは(*・∀・*)ノ初めまして。楽しく読ませて貰っています。そして何度も読んでます。続きが凄く気になります。気長に更新待ってます。 (10月19日 4時) (レス) id: 00fd7e8319 (このIDを非表示/違反報告)
Happy(プロフ) - 初めまして。とても面白いです！続きが読んでみたいです。更新楽しみにしています。 (8月21日 16時) (レス) id: ce8f99c728 (このIDを非表示/違反報告)
メェネェ(プロフ) - 続きが読んでみたいです!楽しみにしています! (8月10日 8時) (レス) @page1 id: f6ab9f70c2 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (7月23日 21時) (レス) id: 761c21ee7b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すん | 作成日時：2022年2月26日 15時
