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『なにが誤解ッ?あの日何の日か知ってる?一人だけ楽しみにしてて私、バカみたい』

「A、話聞けって!」

『もういいよ!あの人と仲良くやればいいじゃん!仕事はちゃんとするからもういいでしょっ!?』

「あいつは!俺の“姉貴”や!」




『だから私には関係なぃッ…て…。 え? “姉貴” ?』







ヒートアップしてしまった私は、彼の言葉に驚きのあまり言葉が詰まる。
彼は私の両肩に手を置き、自分の方に向かせながら…。


「…頼むから、話聞いてくれって。」


落ち着いた声で話した。
とりあえずちょっとここでよ。っと肩を抱いて歩きだした彼にここがパーティー会場だということも忘れてしまった私はとにかく恥ずかしく俯き彼に付いて行くことしかできなかった。


会場を出た私たちは、会場のすぐ近くにある休憩スペースへと移動した。
その間、私たちの間には会話がなくて。
休憩スペースのベンチに私を座らせた彼は、自分も隣に座り、俯きながらあの日のことを話し出した…。



「…あの日、大阪から姉貴が突然来てて東京案内を頼まれてん。Aに言えんかったは、別に理由があるんやけど…とにかく、あれは、姉貴やからAが思ってる関係でもない。」


彼の話を聞きながら、自分が勝手に勘違いをしていたことにさらに恥ずかしくなり
膝の上で握っていた両手にさらに力が入った…。



『‥ごめん。私、 勝手に勘違いして…。裕太には、もう別の人ができたんやって…』

「んなわけないやろッ。お前しか居らんわ。 …でも、今回のことは、言わなんだ俺が悪い。 ほんまにすまん。」

『裕太は、悪くないよ!…そっかお姉さんだったんだ。綺麗な人だね。』

「そんなん言ったら調子乗るから本人に言ったらあかんで? 今度はちゃんと紹介するから。」

『うん、わかった…。』


誤解が解けた私たちは、自然と笑みがこぼれて。
今までと同じような空気にホッとしていた。


和やかな空気の中ふっとあることに気づく…。


『 あれ? 裕太。今日仕事は?確か入ってたよね??』

「おぅ。これから撮影入ってるから、顔出しに来ただけやねん。まさか、Aに会えるとは思て
なかった。」

『私も、本当に世間って狭いね。 じゃぁ。もう行かないとね。』

「そやな。ちょっとあいつんとこ行ってくるわ。Aはどうする??あれやったら一緒にくるか?」

『うーん、私はまだいるよ。みんな待ってるし。』

「そーか」








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ESORA(プロフ) - くーちゃんさん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです。そして、完成させることができなくて本当に申し訳ございません。ただいま、花言葉にちなんだ作品と季節のイベントごとにちなんだ作品を考えております。また機会がありましたらよろしくお願いいたします。 (2019年10月14日 21時) (レス) id: 25d2cc9f9e (このIDを非表示/違反報告)
くーちゃん(プロフ) - 終わってしまうのが悲しいぐらいこの作品が大好きでした…もしまたいつか更新される事などがあればぜひ見させていただきます!! (2019年10月5日 1時) (レス) id: 85a3dfc575 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ESORA | 作成日時:2018年12月9日 3時

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