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Aちゃんの片思いから5年、夢者修行からの長い思いが実を結び

くだらないことをいいながら笑いあった車内が静かになる。


チラッと横を見れば窓に肘を置き外を眺める龍友くん。






「…龍友くんは、“よかったの?” これで。」

俺の質問に一瞬こちらを向いた龍友くんはフッと軽く笑ってまた外を眺めた。

龍「ええに決まってるやろ。どんだけ“傍で”あいつのこと見守ってきたと思ってんねん。妹が幸せになってくれたらお兄ちゃんは言うことありません。」




茶化しながら発する言葉はいつもより少し暗い。



妹のように、それよりももっと大事に見守ってきたAちゃんの幸せを喜べる龍友くん。


うちのヴォーカルは男前ばっかです。中身も外見も…。





龍「そんなこといったら、亜嵐くんはよかったんけ。涼太に“譲って”もて。亜嵐くんやったら可能性あったやん。」



なーんだ、俺のことまでお見通しとかこの人筋肉だけじゃないね。

とか思いながら。

さっき見た彼女の顔を思い出す。



大好きな涼太の登場で困惑した顔が2人で歌ううちにどんどん幸せに満ち溢れてて
あんな顔にさせられるのはやっぱり王子じゃなきゃダメだと痛感した。



2人なら大丈夫。

だってGENERATIONSが誇る王子と姫なんだから。







「クスッ。いーの。俺はリーダーだし?いろんな意味で支えるよ。“2人とも”ね?」

龍「 そーやな。フフッ、妹を泣かせてみぃ。涼太の⓲⓲を使えなくしたるわ。」



「うん。R指定やめようね?あと、うちの大切な王子だからそれだけはやめたげて?あと、前から言おうと思ってたけど…あなたAちゃんのお兄ちゃんじゃないからね?」





車内にまた笑い声が響く。




龍「…俺、今度からあの曲歌われんかもな。」

「何言ってんの。龍友くん、涼太、Aちゃんがいてのヴォーカルなんだからしっかり歌ってください?」

龍「…そうやな。任しとき!公開イチャイチャなんかお兄ちゃんが妨害したる!」

「うん。それは俺も参加する。 …さっきの2人さ。今までで一番なんじゃない?」




俺が言おうとしていることが分かった龍友くんは、ふざけた表情から優しい顔に変わって







龍「間違いなくな。あの2人のハーモニーはこれからも続いていくんや。きっと今よりももっとたくさんのお客さんに届くはず。」

「もちろん、龍友くんの声も合わせた3人のハーモニーでね?それを俺らパフォーマーが全力で体現するよ。」





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ESORA(プロフ) - くーちゃんさん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです。そして、完成させることができなくて本当に申し訳ございません。ただいま、花言葉にちなんだ作品と季節のイベントごとにちなんだ作品を考えております。また機会がありましたらよろしくお願いいたします。 (2019年10月14日 21時) (レス) id: 25d2cc9f9e (このIDを非表示/違反報告)
くーちゃん(プロフ) - 終わってしまうのが悲しいぐらいこの作品が大好きでした…もしまたいつか更新される事などがあればぜひ見させていただきます!! (2019年10月5日 1時) (レス) id: 85a3dfc575 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ESORA | 作成日時:2018年12月9日 3時

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