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顔を赤らめて俯きがちの彼女。
はらりと動いた髪の間から見える耳まで真っ赤。
なに、この子…。
やばいゎ。
『もぅ!いいよ!帰る!!』
突っ立ったまま何も答えない俺にさらに恥ずかしさが増したのか、ツンっと拗ねた彼女は
俺から手を離し先に歩いて行ってしまった…。
…。
ダメだ…、
どうやら、うちの彼女。
めちゃくちゃ“可愛い人”みたいです。
自覚してもたら、好きが溢れていく。
クスッ。
最高やな。
「ちょっとッ!待ってや!」
どんどん進んでいく彼女がまた可愛くて
そんな自慢の彼女を俺は追いかけた…。
大切な思い出の場所を作ってくれた2人に、本当に感謝せな。…ね?
亜「…龍友くん、俺達…やっぱりくっつけない方が良かったんじゃ・・。」
龍「亜嵐くん、それは言ったらあかん。…いくらムカつくからって…、いや、うん。俺も若干後悔が…。」
『ちょっと!いい加減にしてよッ 離れて!』
「なんで?…俺のこと好きでしょ?」
『…ッ。…好きやけど。家で言ってほしいもん。』
「かわええなぁ」
『うるさぃ!』
亜・龍「「俺らは何を見せられてるの⁉」」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
亜嵐side
うちの困った2人を残して来た道を車で引き返す。
助手席に乗るのはイケメンお兄ではなくてその相方の筋肉メロンさん。
その人はというとさっきから携帯を見てニヤニヤしっぱなし。
「 Aちゃん? 」
さっきまでいたうちのかわいい姫の名前を出せば
より一層顔が緩むこの人をだれか何とかしてほしい。
龍「 おぅ。“あいつら”上手くいったみたいやわ」
龍友くんからの報告にこっちまで口元が緩むのが分かった。
「…そっか。いやぁ長かったねー。Aちゃんの片想い。見てるこっちが手伝いたくなっちゃう。手伝っちゃったけど。」
龍「ほんまなぁ。涼太のやつ。全然気づかんのやから後ろからどついたろか思ったわ」
「いやいや、あなたもう涼太にケツ蹴り喰らわしてるからね?うちの大事な王子に…」
龍「そんなこと言ったって、俺がやってなかったら亜嵐がやってたやろ?」
「もちろん。」(即答)
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ESORA(プロフ) - くーちゃんさん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです。そして、完成させることができなくて本当に申し訳ございません。ただいま、花言葉にちなんだ作品と季節のイベントごとにちなんだ作品を考えております。また機会がありましたらよろしくお願いいたします。 (2019年10月14日 21時) (レス) id: 25d2cc9f9e (このIDを非表示/違反報告)
くーちゃん(プロフ) - 終わってしまうのが悲しいぐらいこの作品が大好きでした…もしまたいつか更新される事などがあればぜひ見させていただきます!! (2019年10月5日 1時) (レス) id: 85a3dfc575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ESORA | 作成日時:2018年12月9日 3時