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『…なんで？』
私の驚いた表情に優しく笑った彼は・・・。
「“約束”を守りに来た。」
と告げた・・・。
『…だって、デートしてたってッ。』
「あれは親戚の姉ちゃん。東京を案内してただけ。それと報告をしにね・・・。」
『なんでここが？』
「あれ？井浦さんから聞いてへんの？？」
『…井浦さん？？』
「Aが海外に行った日、井浦さんから連絡があったんだ。」
彼がいうには、自分のせいに私たちが別れてしまったことの謝罪と
どうか、私を待っていていあげてほしいというお願いだったらしい。
「帰国していたことも井浦さんから聞いた。てっきりAから連絡が来ると思ってたのにA全然連絡くれないし。…俺、Aにはもう別の人ができたかもしれないって思った・・・。」
『…いないよ、そんな人。』
「…そっか、そしたら今日久々に井浦さんから連絡があってここを教えてくれたの。Aが待っているから行ってやってくれって…。違った？待ってなかった？？」
井浦さんは、どこまでも優しい人。
昼間見たあの微笑みには理由があったんだ。
あの時から、少し大人びた彼の姿が涙で歪んで見える。
私は、堪えながら首を横に振った。
『ううん…。夢みたい、私も終わっちゃったって思ってたから…。』
彼は、ホッとした表情をしてからゆっくり近づいてきて
その優しくて甘い匂いの中に私を閉じ込めた…。
「 “迎えに来たよ” 」
彼の腕の中で私は1つ頷いた。
彼の胸から顔を上げてお互いを見つめ合った後。
私たちは、あの日のように微笑み合った…。
彼の視線が、あの写真を見つめる…。
彼の腕から離れた私も彼に寄り添いながら同じ写真を見た…。
「こんな将来を、僕となってくれますか？？」
プロポーズともとれる彼の言葉に私はまた頷きそっと彼の手を握る。
握り返してくれた手の温もりにこれからの私たちがきっと写真のようになっていくことを想像させてくれた。
『このバラの花言葉を知ってる？？』
「ううん、教えてくれる？」
『 “成熟した愛” 』
私たちはまだまだこれから・・・。
でも、いつかきっと写真のように手を繋ぎ合って
この“愛”を繋いでいくんだ…。
12月3日 バラ(ベージュ)
成熟した愛
END
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ESORA(プロフ) - ﾏｶﾛﾝさん» 返事が遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しかったです！！一応来年の11月末まで続けるつもりだったので、もしよかったらこれかも見ていただけると嬉しいです。宜しくお願い致します。 (2018年12月16日 15時) (
レス) id: 44dad9860d (このIDを非表示/違反報告)
ﾏｶﾛﾝ(プロフ) - ESORAさん» すみません…夏とか勝手な事を…f(^_^;人には人のﾍﾟｰｽがありますよね!あまりにも作品が良すぎて､調子に乗って言ってるだけなので負担にならないといいのですが…｡ 体に気をつけてﾏｲﾍﾟｰｽに活動を楽しんで下さい♪ (2018年12月8日 2時) (携帯から) (レス) id: d90a572a32 (このIDを非表示/違反報告)
ESORA(プロフ) - ﾏｶﾛﾝさん» コメントありがとうございます。夏の花までいけるように毎日少しずつではありますが更新したいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。 (2018年12月8日 2時) (レス) id: 44dad9860d (このIDを非表示/違反報告)
ﾏｶﾛﾝ(プロフ) - こんばんは｡素敵なお話ですね!私はお花も好きですし､ﾗﾝﾍﾟﾌｧﾝなのでより嬉しいです!夏の花言葉ｽﾄｰﾘｰも楽しみにしています^▽^無理をせずに頑張って下さい♪応援してます! (2018年12月7日 22時) (携帯から) (レス) id: d90a572a32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ESORA | 作成日時：2018年12月1日 22時
