【雪男】俺らのイケメンマネージャー【男主】 (ページ46)

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あっという間に時刻は23時。
本当はもう少し起きていたかったけど、眠たくてウトウトしちゃって、Aさんに手を引かれ、寝室へと誘導される。

『じゃ、俺ソファで寝るから』

ラウ「え、でもあれ2人がけだから横になれないですよね…？」

『うーん、でもいくらセミダブルでも男ふたりじゃ寝れないでしょ？』

ラウにソファに寝かせるわけにいかないし、なんて言って出ていこうとするAさんの手を慌てて掴んで引き止める

ラウ「いやいや、それなら、二人でベットに寝た方がソファより広いですよ…。だから、その……い、一緒に寝ましょ…？」

言っている途中で自分がやばいことを言っているに気づき顔が赤くなる。いやいやいや、好きな人と、べ、ベッドで2人とか…俺ドキドキしすぎて倒れちゃうんじゃ…

『うーん、ラウが嫌じゃないなら…』

ラウ「ぜんっぜん！嫌じゃない！」

『ほんと？じゃあ一緒に寝よっか』

俺が言い始めたのに、その一言に顔から火が出たんじゃないかってぐらい、熱くなる。

ドキドキしながら、布団に入り、奥に詰めると壁とAさんに挟まれて、さらにドキドキしてしまう。

赤い顔がバレないように布団を顔の側まで引っ張ると、当たり前だけどAさんの匂いがして、さらにさらにドキドキする。

ラウ(だめだ、これ、どう足掻いても動悸が収まらない…！！)

『今日は楽しかったねぇ…』

俺が1人であたふたしていると、隣からそんな声が聞こえてきた。

ラウ「お、俺も！超楽しかったです。ありがとうございました」

『いいえ、こちらこそ。満足してもらえてよかったよ』

ラウ「まぁ、ハニレモ鑑賞会はさすがに恥ずかしかったけど…」

『えぇ、いいじゃん。俺、ラウの演技好きだよ』

ラウ「えっ！ほんと？」

その言葉に、つい嬉しくなって少し大きな声を出してしまう。慌てて口を抑えるとAさんに笑われてしまった。