【雪男】俺らのイケメンマネージャー【男主】 (ページ16)

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落とし穴ページ16

向井side

監督「はい、カットー！」

スタ「お疲れ様です〜」

向井「も〜勘弁してくださいよ〜」

今日こそ俺が仕掛け人やと思ったんだけどなぁ。
そう思いながらスタッフさんが下ろしてくれたハシゴを登り、落とし穴から出る。頭の先から足の先まで白い粉で真っ白でお気に入りの服まで白く染っている。
まぁ、おもろくなってるならそれでええんやけども。

それより、問題なのは……

監督「次もよろしくね〜笑」

向井「次もあるんですか？！」

スタ「向井さん、最高でしたよ〜」

向井「褒められても嬉しないです！」

スタッフさん達と雑談をしながら目線を下に向ける。
ストレッチをするように右足首を回すとズキリと痛みが走った。
そう、問題なのはこの足だ。

向井(やっぱり、足挫いてる…)

今回の落とし穴は穴を隠してるタイプでは無く、床が空いて落ちるタイプのやつで、タイミングが悪かったのか落ちる瞬間に足がグチャりと曲がってしまい、痛めてしまったようだった。

向井(まぁ、黙っとれば大丈夫か…)

歩くぶんにはそこまで痛くはない。ここで怪我したー！と言ったらスタッフさんにも申し訳ない。明日は歌番があるが、アクロも少ない曲だし大丈夫だろう。そこまで深く考えず、というか深く考えない様にし、スタッフさん達と雑談を続けた。