どんどん話が広がるのは俺の気のせいか？ ページ10
「まぁ、今は理解しなくても大丈夫です。今日は軍が【幕府】というものであること、能力を使う人々の団体であることを覚えておいてください」
うん。
理解はできないが覚えられた(インパクト強いからだが)。
なにしろ、一人でこれだけの世界に放り込まれるのは辛い。
錬兎がいて良かった。
「では行きましょうか？」
「おう！」
「あぁ」
連れてこられたのは、ドデカい白い建物だった。
「おー……でけえ……」
電車の中で色々パンフなんかを見たが、なんかすげぇ。
なんであんなに部活あんの？
制服多すぎじゃね？
「あ、魂抜けてる」
「人の多いとこ嫌いなんだよ」
なんにも反応出来ねぇ。
にしても、人多いな。
「では、好きに選んでてください」
「ほいほい」
服装見本を見ると、青や緑を基調としたものが多いようだ。
「お前、これ似合うんじゃねぇの？」
手渡されたのは水色がベースの海軍みたいなシャツと、黒いズボン。
どう見ても体のデカすぎる俺には似合わない産物。
さわやかさなど俺には確実に邪魔になる。
だから小学生のころからずっとジャージだ。
芋臭いと言われようと、爺むさいと言われようとも、休日のヤンキーと言われようと俺はずっとこんなだ。
「とりあえず着てみようぜ。お前身長何センチ？」
「この前銭湯で測ったら１６５。一応多めに見積もって１７０位の欲しい」
なんか最近は成長期らしく、ぐんぐん伸びる。
めちゃくちゃ背骨痛い。
「よっしゃ。ＸＬ」
錬兎は何故かこういうデザインとかそういうのが得意らしい。
だからとりあえず、嫌だけど服とかそういうのは任せようと思ってる。
「お前は何着るんだよ」
「俺はコレ。ジャケットにポケット多いみたいだから、使いやすかなって」
錬兎が持っていたのは俺のと同じような系列の、寒冷色でまとめられていた。
でも俺のよりはラフな感じがして、いかにも錬兎らしい。
俺たちはそれぞれ試着室に足を伸ばした。
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双葉直樹(プロフ) - 鼠猫さん» 待たせてごめんなさい……神刀人鬼と異種の方に力入れてて、遅くなりました。これから結構、キャラがたくさん出てくるので、テンポも遅くなってきますが……頑張ります。 (2013年11月4日 22時) (携帯から) (
レス) id: 982f184baa (このIDを非表示/違反報告)
鼠猫(プロフ) - 更新待ってました!新しいキャラクターも増えて展開が楽しみです! (2013年11月4日 21時) (レス) id: 0f26738c0b (このIDを非表示/違反報告)
チェリア - チョー面白い!!!!!!!ビックリ!!!! (2013年9月28日 20時) (レス) id: 7d28905ac5 (このIDを非表示/違反報告)
まそら＊(プロフ) - 白黒(なるべくセンス良く…)ならトプ画描きますよー!!…調子乗りました← (2013年4月18日 9時) (レス) id: 7cc98210b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：双葉直樹 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2013年2月8日 16時
