ランキング入ってたぞ！ ページ8
「いや、ホントにどうした？」
「わからないんだよな……名前が……」
錬兎は頭上に?を浮かべていた。
しばらくして、ハッとしたようになる。
「あぁ、なんとなくわかった。家族の名前だな……？」
「ま、そんなとこだな」
「お前、孤児になったのいつ？」
「五歳ん時。殺人で」
そのくらいなら覚えてるのが普通かもしれないが、覚えてない。
それどころか顔も曖昧だ。
「んー……俺も覚えてないからなぁ……思い出したくもないし」
「俺はそんな家庭じゃなかったからな」
錬兎の過去は、俺にもよくわからない。
話的に、愛されてなかったのはよくわかる。
「あのさ、着替えて飯食わね？腹へったわ」
もやもやを振り払うように、錬兎が笑いながら訪ねてきた。
もちろん、俺も腹が減っているから、肯定する。
「目玉焼きとトーストで良いな？」
「ヨーグルト出してくる！」
いつもの日常だ。
安心感で、昨日のことを忘れてしまいそうだ。
「俺とあの子の事は忘れてしまったの？」
誰かが耳元で囁いた。
「ねぇ、子供たちの事は？」
うるさい。誰なんだ。
「ロスアとか酒天は？」
もう、止めてくれよ。
そんなやつ知らねぇよ。
「大神に約束してもらったんでしょ？」
誰なんだよ。
「いつか君が思い出して、俺が君から出ていくんだ。そのための月日は、もう過ぎたよ」
止めろ。
少しすると、頭の痛みがとれる。
アイツが黙ってくれたようだ。
いや、アイツって誰だ？
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双葉直樹(プロフ) - 鼠猫さん» 待たせてごめんなさい……神刀人鬼と異種の方に力入れてて、遅くなりました。これから結構、キャラがたくさん出てくるので、テンポも遅くなってきますが……頑張ります。 (2013年11月4日 22時) (携帯から) (
レス) id: 982f184baa (このIDを非表示/違反報告)
鼠猫(プロフ) - 更新待ってました!新しいキャラクターも増えて展開が楽しみです! (2013年11月4日 21時) (レス) id: 0f26738c0b (このIDを非表示/違反報告)
チェリア - チョー面白い!!!!!!!ビックリ!!!! (2013年9月28日 20時) (レス) id: 7d28905ac5 (このIDを非表示/違反報告)
まそら＊(プロフ) - 白黒(なるべくセンス良く…)ならトプ画描きますよー!!…調子乗りました← (2013年4月18日 9時) (レス) id: 7cc98210b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：双葉直樹 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2013年2月8日 16時
