誤解その26＿予想外 ページ26
＿＿＿だいぶ落ち着いてきた
もう頭も痛くないし、立つのも問題無さそうだ
『もう、大丈夫だ。待たせたな』
「＿＿＿いや、別にいいよい。その感じだと、ちょっと蹴ったらすぐ死にそうだしねい」
遠回しに雑魚そうと言われたのは腹が立つが、返す言葉などない
とりあえず、質問に答えるだけ答えて、あわよくば次の島で降ろしてもらおう
それが無理なら、小舟だけ頼んであとは適当に生きる
『さて、好きなだけ質問しろ』
「じゃあ、まずお前は誰だよい」
『私はAだ。普通に裕福な家に生まれ、海賊とは無縁の生活を送っていた』
天竜人とは言わない
その言葉を聞いただけで、腸が煮えくり返るほど怒りを覚える者も、これだけでかい海賊団ならば数人は居そうだからな
隠す所は隠して、嘘と本当を少しずつ混ぜて答えよう
「＿＿＿その口調や態度は、家柄によるものか？」
『あぁそうだ。人をたばねる立場にある故、少々貴様らの頭にくる態度をとることもあるだろうが、決して貴様らを怒らせたい訳では無い。そこのところは理解しろ』
「…分かった。じゃあ次だよい」
普通、自分と一回り以上違うような小娘にこんな態度を取られては頭にくるからな
かと言って、この場においてこの口調や態度を辞めるつもりもないが
「お前、これからどうするつもりだよい。ここは海賊船で、おれたちは海賊だ。乗せることも出来るが、まだ完全にお前を疑ってない訳じゃない」
『そう言われても、私から言えることは貴様らに絶対に危害を加えない、と言うか加えることが出来ないという事くらいだ。あぁ＿＿＿＿時々"不運に巻き込まれる"事はあるかもしれんが』
「は？不運？どういうこ」
マルコがそこまで言った時
「お嬢ちゃん！！上見ろ！！！」
『！』
そんな声が耳に届いた
私は咄嗟に右側に飛んで避ける
その直後は、予想の通り後ろから「ガン！」と音がする
そして音の方へ目を向けると、甲板に突き刺さる槍が目に入った
『＿＿＿こういう事だ。とある事情で常に"不運"に命を狙われている』
パンパンっ、と服を払って立ち上がると
マルコは驚いた顔で私を見ていた
「お前、それ＿＿＿＿＿＿
.
.
もしかしてアンラッキーフルーツのことを言ってるのかよい」
『＿＿＿＿は？』
おい、なぜ知っている
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おはよ - はい神結婚ーーーーー！グザンが冷や汗とか最高かよはあはあ 結婚ですね (2023年3月15日 15時) (
レス) @page44 id: d4f6705fb9 (このIDを非表示/違反報告)
せいの - おもしろかったーーーー 神作品ありがとうございます！！！！ 明日も生きれます！！！！！ (2022年3月21日 22時) (レス) @page44 id: 9e2c3376df (このIDを非表示/違反報告)
カミちゃん(プロフ) - 花ノ園さん» もっとゴミカス口悪女でも良かったですよね〜！！！！！性格ゴミクズ無慈悲愛してる (2022年2月21日 11時) (レス) id: 4e90030f17 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ園(プロフ) - いやー大好きですね強火口調女性優位！！！！！！！！もっと口悪くしてもいいですねー！無慈悲大好きですねこれは愛 (2022年2月21日 11時) (レス) @page44 id: 408f90cf09 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯 - いやもう面白いんじゃぁ…！ついつい一気読みしてしもうた…えっもう好きです結婚してください… (2022年2月12日 23時) (レス) @page44 id: 42cf19cebc (このIDを非表示/違反報告)
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