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「なんの服買いに行くん？」
「…え、えっと…なんか私服が無いから可愛いのないかな、って!」
いつものショッピングモールに電車を乗って行っている時、そう、ゾムに聞かれた。
私はゾムとただ出かけたかっただけなので、あんまりこの服!というのは決めていなくて、大分キョドってしまった。
「ふーん…」
「ど、どしたの?」
「…別に俺と出かけたかった訳じゃなかったんやなぁ、と思っただけ。」
…?!
ゾム?!
待ってめっちゃ可愛い事言うじゃん…。
ふん、とあからさまに拗ねた態度を取るゾム。
…この時なら、素直になれるかな、なんて。
「…ほ、ほんとは、ゾムとお出掛けしたかった、だけ…です…。」
と、めちゃめちゃ恥ずかしい事を言う。
照れてる顔を見られたくなくて俯いているとふいに抱き締められた。
「はー、待って俺の彼女バリ可愛いやん…」
「へっ、ちょっと!ゾム?!」
抱き締められる事はめっちゃ嬉しいのだが、なんせここは電車の中だ。
生憎、私達以外の人は、本当に少ないから良かったけれど。
「…もう…。」
「ごめんってぇ」
などと言いながら歩いていると、もうショッピングモールに着いた。
「ここに来るのも久し振りだね」
「あっ、ホンマやなぁ」
お目当ての服屋まで歩いていると、久し振りに来たからか、店並びを少しばかり変わっていた。
私達が行くお店は、変わってないかな、なんて不安になっていたが、その時、服屋が見つかった。
どうやら、私の心配は必要なかったらしい。
「わぁ、可愛い服がいっぱいある…!」
店の中に入ると、色んな、どれも可愛い服が沢山ある。女性からすればかなりテンションが上がるだろう。
「…どれが良いかな…」
「あ、これとか…!」
一つ、良い感じの服を見つけ、店員さんに試着を頼んだ。
「…わ、可愛い!」
ベアトップだけど、寒そうじゃないし、程良いピンク色がとっても可愛い。
「試着出来た?」
「うん!ほら!」
試着室のカーテンを開ける。
「…ん、…やだ。だめ。」
「へ、?!ちょ、ゾム?!」
バッと服を見せると、一瞬で却下されてしまった…。
そして、すぐにカーテンを閉められる。
…え、そんなに似合わなかったのかな…。
「…、露出多すぎ。かわえーけど、他の男に見せたくないわ」
「、…!!」
…露出多すぎが理由って…。
私の彼氏可愛いかよ、…!!
「ふふ、そっかぁ。」
「…こういう方が似合ってる。」
そう言って、ゾムが私に渡してくれた服は、緑色のレースワンピースだった。
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陰キャの鸚鵡 - 紙絵師mariceさん» 了解しました｡ (2022年6月26日 11時) (
レス) id: dc5797398f (このIDを非表示/違反報告)
紙絵師marice(プロフ) - OKです。平凡な人さんありがとうございます。パスワード大丈夫そうなので、どなたかお話作られたら、閲覧解除してもらえれば… (2022年6月25日 16時) (レス) id: 10321ddc6b (このIDを非表示/違反報告)
陰キャの鸚鵡 - 平凡な人さん» ちゃうんすか姉貴 (2022年6月25日 11時) (レス) id: dc5797398f (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - 陰キャの鸚鵡さん» ログイン勢扱いされてる草w (2022年6月25日 9時) (レス) id: 5666188338 (このIDを非表示/違反報告)
陰キャの鸚鵡 - 紙絵師mariceさん» ログイン勢の方(よくチャットの方にいらしている平凡な人さん等)に送って頂ければ嬉しいです…!!続編作成までありがとうございます…!! (2022年6月25日 9時) (レス) id: dc5797398f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：国民7人 x他3人 | 作成日時：2022年3月31日 19時
