嗚呼あなたに会いたいなって。

21 ページ22

時は流れ、お昼休み


午前中、しっかり仕事したから、お昼はしっかり休みを貰えた。


なーに食べようかな〜
と思って外出たはいいけど、ここら辺の土地勘なんて全くないし、ここら辺のお店なんて全く知らないので、仕方なくコンビニ弁当で我慢した。


今更調べて行くのも面倒だしね。
あーーあ、今度ちゃんと調べとこ…




自席に座りながら唐揚げを突っつく。
そして、そこでスマホの通知に気がついた。



なんだろ、Twitter？

畑のTwitterアカウントが何か呟いたとかかな



なんて軽い気持ちで見てみると、それはTwitterではなくLINEからの通知だった。




1時間前
だいち:Aさん、今仕事中かなー？

だいち:お疲れ様です！だいちぃでーす。特に用はないけど、何となくLINEしてみました〜

だいち:お仕事頑張れ〜


そして、兎？猫？が旗を振り回しながら応援してるようなスタンプ………






いやなんだコレ！？！？！？

推しが可愛いよ！？！？

え？！？？





スクショスクショ…！！

尊すぎて初めてTwitterのリプ返貰えた時みたいな反応しちゃったわ。






そこで冷静になって思い出す。



「まって、これあれじゃん。私との個人トークじゃん。」



そうだよ、これはTwitterの呟きとは違って、私にしか通知が来ない。
なんならだいちぃくんが私に向けて発信したメッセージなのだ


そう考えただけで一気に体温が上がった


ずっと憧れてた人から急に個人トークが来るって、どんな状況？？

ひとつの端末を通してしか見たことなかった、むしろ、相手には認知もされてなかった私に、急にこんな奇跡が起きるなんて




私、そろそろ本気で刺されるかもしれない。

今日は背後に気をつけて帰ろう。




と、そこでようやく1つ目の唐揚げを口に放り込んだ。

22→←20

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す