人生万事塞翁が馬【はじめしゃちょーの畑】 (ページ4)

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髪色、マブイねページ4

そうだよ
ただ床に落としただけならまだしも、服にかかってしまっているのだ。
しかも結構広範囲に。

恐るべき不幸体質

呆然と立ち尽くす私を見て、少々色が奇抜なマッシュヘアーのお兄さんが話しかけてきた

「あ、そうか服……家近かったりします…？？」

「あー、まあ…駅前です」

「駅前？！結構遠くないですか？」

そうなのだろうか、あまりよく分からない
どうやら私は土地勘がないらしい

「しかも今外結構風強くて、寒いですよね…濡れたままっていうのはちょっとヤバそう。」

「あ〜…まあ確かに。」

「………この後お時間ありますか？」

「まあ、はい、」

「あの、、ほんと急になんだって感じだと思うんですけど。

…………良かったら、ウチ来ません？」

「」

ーーーーー

ということなのである。

最初はもちろん断ったが、このままここに居るのも迷惑だし、だからといって寒い中濡れたまま歩いて帰るのもちょっと…
というわけなのだ。

それにしても初対面の男性方のお家に転がり込むなんておかしな話だとは思うが、これも不幸体質が呼んだ、何らかの不幸になるまでのシナリオってことだと思う。

ちなみに、さっき名前を伺った

背の高いお兄さんがはじめさん
マッシュルームヘアーがたなっちさん
ぱっちり二重がようへいさん
銀だか金だか分からない髪色のお兄さんがだいちさん
メガネの青年がともたかさん

と言うらしい

たなっちさんの下の名前はりゅうしょうとか言ったかな？？

まあ、名前を知ったところで、だからなんだってことなんですけども！！！