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＿＿2ヶ月前…
見送りに来てくれた
ママと、その左右に私とノーマンが並び、門を目指す
「空っぽなのね……トランク
…Aは本が入っているのかしら？」
二つのトランクを持ったママは、その重さから中身を予測して、そう言った
「うん…ほぼね
必要ないから……だって何を入れても
持って出ることはできないでしょう？」
「…私のは、絵本が入ってる」
なんとなく、ハウスに残して置きたくなかったから…
「…あなた達なら決して逃げない わかっていたわ
私には最初から あなた達は優しい子だもの
立派よ あなた達は正しい
これでレイとエマは満期で出せる」
「決められた時間 最期まで 「お家の中で幸せに」？」
「そう「幸福な一生」」
「ねぇ
ノーマンの突然の質問に、一瞬驚くママ…
でも、すぐに元の表情に戻って
「幸せよ あなた達 という子に会えたもの」
そこまで言うと、門へたどり着いた…
門に来たのは、何年ぶりだろう…
前は、ノーマンだけじゃなくて、エマとレイも居て…
ここを出たら何をしたい…？なんて夢のあるお話をしていた
でも、私は何も答えられなかったんだよね…
「…ノーマン、あの…」
「A、僕も同じこと思ってる、
巻き込んでごめんね そして、今までありがとう」
…最期だっていうのに、眩しいくらい明るい表情で
私は…うまく笑えないや
ノーマンはそんな様子の私を見て、手を引っ張る
そして、私を抱きしめて、安心させようとしてくれた
「はは…、こんなところレイに見られたら、なんて言われるかなぁ」
「レイはそんなに独占欲強くないよ」
「…いや、Aはしらないだけだよ」
ノーマンはそこまで言うと、腕を解いた
「A」
その様子を静かに見ていたママは、私を呼んだ
「…何？ママ」
私は少し上を見上げて、ママを見る…すると
＿＿ぐいっ
ママに引き寄せられたかと思うと、ママの懐に入る
…どうしたんだろう、なんて呑気なことを考えていたら
「…ごめんね、A」
という声を最後に、ハンカチを口に覆われた
…！？
状況整理をする間もなく、私はハンカチに吸い込ませた物の匂いを嗅いでしまった
その瞬間、私は…意識を手放した
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キーさん(プロフ) - すごく素敵な作品だと思いました！！続きがとても気になります！更新待ってます！ (2021年7月26日 22時) (
レス) id: 1d2c287881 (このIDを非表示/違反報告)
あおい あお(プロフ) - 茉桜さん» わぁ！そう言って待っててくださってたのとっても嬉しいです(T . T) 待っててくださりありがとうございますm(__)m (2021年4月30日 7時) (レス) id: 6beefee80f (このIDを非表示/違反報告)
茉桜 - 更新きた！！まってました！！！ (2021年4月29日 21時) (レス) id: eb9aeee422 (このIDを非表示/違反報告)
あおい あお(プロフ) - 茉桜さん» 大変遅くなりました！今日から少しずつ更新していこうと思いますので、よろしくお願いします！ (2021年4月29日 13時) (レス) id: 41cbe0148b (このIDを非表示/違反報告)
茉桜 - 続き待ってます！ (2021年3月28日 17時) (レス) id: e733f81bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいあお x他1人 | 作成日時：2020年10月23日 3時
