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しばらくして、子供部屋へ戻ってきたノーマン
「…なにその本…、何か関係あるの…？」
何やら一冊の本を持ってきたようだ
「…この本もさっき言っていた蔵書票が書いている本の一冊なんだけれども、
ほら、ここ…さっきのマークは円が途切れていたでしょ…これにはそれがない
途切れていた箇所を上から読むと、モールス符号になっていたんだ
それが、さっきはtouch me…私に触れよと出てきたから触ったんだ…そうしたらこれが出てきた
次に出てきたこのマーク…円が途切れていないこれは、唯一モールスがなくて解読不可能だったこの本と同じで…もしかしたらこの本と何か関係が…」
ノーマンは本を開いて蔵書票を見せてくれたり、モールス符号とか…色々見せて説明してくれるけれど…ごめん、情報量多すぎて処理がぁ………
そんな放心状態の私に見向きもせず、パラパラと本のめくりながら説明を続けてくれる
「…だから、13ページの18行目……2単語目のHUMANって入力してみる」
そう言いながら、HUMANと入力すると…
「…助けが要るなら、訪ねておいで…
B06-32地点に私はいる…って出てきたけれど…じゃあ、ここにミネルヴァさんっていう人が居るってこと…？」
「…そうだね」
その後もノーマンは、操作を続けている…
私は機械音痴だから…こういうのはどうにも苦手で…
流石天才少年…
でも、そんなノーマンも私と同じで…明日出荷される…
さっき、レイがノーマンと逃げろって言ってたけれど…
逃げることにしたのかな…あの苦笑いの意味は…なに？
「…ノーマン、二人に何て言ったの」
私は、未だペンの分解を続けるノーマンに向けてそう聞いた
すると手を止めて、ペンの蓋を閉める
「…ん、逃げるって言ったよ
ふたりの言葉に頷いた」
「え…じゃあ…「でも逃げない」」
ノーマンはそう言って私の目を見る
「二人に悪いことしちゃった…嘘ついちゃった
…でも、ここで僕らが逃げたらダメだからね…
ああでも言わないと、二人は黙ってくれなかった…
Aは…どうしたい…？」
「……っ」
ノーマンの覚悟を決めたような表情…
…そうだ、私たち、こんなことしているけれど、明日出荷されちゃうんだ…
私は、それが怖くて考えないようにしていた…
だから、まだ覚悟を決めれていない…
でも…、私も、ノーマンと同じ
私たちが逃げたら、もうきっと…逃げることなんて出来なくなる
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あおい あお(プロフ) - れさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとっても嬉しいです！もっと魅力的な作品にできるように頑張ります(^^)/ (2020年10月21日 14時) (
レス) id: d4a24413d4 (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - 夢主ちゃんが魅力的で、とても好きです、、読みやすいですし、、とってもおもしろいです！これからも楽しみにしてます、、！頑張ってください！らぶです！！ (2020年10月21日 0時) (レス) id: aa6293ecb2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい あお(プロフ) - 我妻レイさん» ありがとうございます！！そのお言葉がとても嬉しいです、引き続き頑張ります( ´艸｀) (2020年10月20日 0時) (レス) id: f2491022db (このIDを非表示/違反報告)
我妻レイ - 続編おめでとうございます！！そうですね〜これから二期も始まるのが楽しみです！原作は終わっちゃったけど…頑張ってくださいね！(*^^*) (2020年10月19日 6時) (レス) id: 652a598782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいあお x他1人 | 作成日時：2020年10月18日 6時
