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レイSIDE
「うん 諦めてない レイもでしょう？」
「ああ お互い結局考えることは同じ…
諦めたフリをして脱獄を進めてたってわけだ」
「逃げよう レイ
その話をしにここへ来た」
「丁度よかった 俺も話がしたかったんだ」
エマは諦めていない…そうだろうと思っていた
こんなことで諦めるのはエマじゃない
話を聞くに、エマは諦めたフリをして、ドンとギルダに指示を出していたそうだ
二人に全てを託し、脱獄の準備を任せた
道具も食料、防寒具の用意も全て整い、いつでも逃げられる状態…
上出来だ…
だが、エマは明日の昼にここから逃げようと言う…
「待て 昼に出るのか
無茶だろ 以前と状況が違う
俺は出るなら夜だと思う」
俺がそこまで言うとエマは何か言い返してくる勢いだったが
「まぁ聞け 座れよ」
そう言って宥めて、椅子に座るよう誘導した
俺はまず先に状況整理をする
ノーマンとAがしてくれた下見をもとに、
逃げるなら橋…でもその橋は本部からの一つしかない…
それに問題が二つ…ママの目とその橋の警備…
エマの言う全員でなら、まずチビ達とママを切り離す必要がある
だからこそ、全員での脱獄は難しい…
橋の警備も、脱走騒ぎが起きてしまえば、必ずそこに警備が殺到する
本部の先であるなら、その近くにあの化物がウジャウジャいる環境に違いねぇ
「俺は これが一番だと思う」
問題点を洗い出して、俺は一つ提案をする
そう言って、ダンボールに隠して置いた、オイルをエマに見せる
「夜 ハウスに火をつける」
「火事を起こすってこと？」
「そうだ」
驚いているエマを他所に、俺は話を続ける
この火事を見て、消火に手を取られている隙に「避難」って形で全員を連れ出す
その際に、地下室へ続く扉の鍵穴に粘土でも埋めてしまい通報はさせない
そうすることで、本部には「火事」だと思わせる
「脱走」ではなく
そうすることで警備はしばらく「塀」には向かない
そして夜なら姿も隠しやすい
…逃げるなら夜
「あと オマケでもう一つ用意した
火炎瓶10本…
森の中の死角になる岩の影に隠してある」
「火っ炎瓶！！？」
「6年越しの準備ナメるなよ」
それらを橋へ向かう途中に隣の
「さぁ 明日と言わず 今夜 今 逃げよう」
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あおい あお(プロフ) - れさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとっても嬉しいです！もっと魅力的な作品にできるように頑張ります(^^)/ (2020年10月21日 14時) (
レス) id: d4a24413d4 (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - 夢主ちゃんが魅力的で、とても好きです、、読みやすいですし、、とってもおもしろいです！これからも楽しみにしてます、、！頑張ってください！らぶです！！ (2020年10月21日 0時) (レス) id: aa6293ecb2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい あお(プロフ) - 我妻レイさん» ありがとうございます！！そのお言葉がとても嬉しいです、引き続き頑張ります( ´艸｀) (2020年10月20日 0時) (レス) id: f2491022db (このIDを非表示/違反報告)
我妻レイ - 続編おめでとうございます！！そうですね〜これから二期も始まるのが楽しみです！原作は終わっちゃったけど…頑張ってくださいね！(*^^*) (2020年10月19日 6時) (レス) id: 652a598782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいあお x他1人 | 作成日時：2020年10月18日 6時
