270 ページ23
夕食後、既にノーマンは２人を図書室に呼んでいるらしく、今は３人と一緒に階段を登っている最中だ
「チームを分けて増やせば逃走の機動力も上がる
まずは仲間に引き入れる＿＿＿たとえ二人がママの「情報源」でもその対応は後でいい」
「＿＿で？実際どう話す？
いかに事実といえど言い方考えねぇと拒否られてディスられて終わりだぞ」
やっぱり、そうだよね
本当のこと言っても特にドンとかに笑い飛ばされそうな気がする
でも、真実は話すべきだし、なんて言えば受け入れてくれるかな？
そういうところ、ノーマンは考えているんだろうけど
「いいか、誰もが俺やAみたいにソッコーで信じると思うなよ？」
いや、本当それよ
「それについてはエマとも話したんだけど」
「本当のことは言わない」
……！！？
「お前っ… またそうやって隠……」
「ダメだよ！たとえ言いづらくても早かれ遅かれいつかは真実を知るんだし、ちゃんと話さなきゃ！」
久々に大声を出したせいか、一瞬静まった
「…Aの言うことも分かるけれど、危険にさらしたくないんだ」
…正直腑に落ちない
エマの言いたいことは分かった
ママが動かないのは私たちが変化を表に出さないからであって、ボロをだしたら即出荷かもしれない
万が一、脱獄を失敗しても、真実を知らなければあの二人は生きられるかもしれない
嘘つきだって騙されたって後で恨まれても構わない
鬼以前に、ママに殺されたら元も子もない
真実を話すのは今じゃないと…
それでも、事実を話さないのは違う
命懸けで逃げるのに、それを話さずに隠し続けて、鬼の世界で仲間割れしてしまったらどうするの
なんかの拍子で知ってしまったら、一緒に逃げてくれるの？協力してくれるの？こっちは嘘を付いたのに、信用してくれるの？
不安ばかりが渦巻く中、図書室についてしまった
「とはいえ、”あの”真実でなくても
ドンとギルダが僕らの嘘を信じてくれるかはまた別の問題だけどね」
一体何を話すつもりなの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 392人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「約束のネバーランド」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
lkwisterven - あおい あおさん» じゃぁ、期待して、頑張って寝て待ってます！ (2019年8月23日 22時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい あお(プロフ) - lkwistervenさん» コメントありがとうございます＾＾どうなんでしょうかね！今後お話を読み進めていただけると、わかるかと思います！ただ、少し先になるかと思います汗 ここまで読んでいただき本当にありがとうございますm(__)m そして、返信遅くなりました、申し訳ありません！ (2019年7月9日 3時) (レス) id: 42aa118081 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 外の世界って言うことは鬼の世界から来たのかな？ (2019年7月5日 17時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あおいあお x他1人 | 作成日時：2019年7月4日 8時
