【ヒロアカ】田舎少女のヒーロー道【爆豪勝己】【切島鋭児郎】【轟焦凍】 (ページ46)

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轟の想い2 ページ46

次の日、マスコミに巻き込まれ目を回している水竜に遭遇した。

水竜に昨日名前で呼んでいいと言ったのになぜか苗字呼びに戻っていた。

少しがっかりしたがすぐそれは解消された。
慌てながら風呂場で練習したんだと水竜は答えたからだ。
必死に練習している水竜の姿はすぐに思い浮かんだ。

水竜と話していると心が安らぐ。そう思っていると水竜に初めて笑顔を見たと言われた。

、、、俺は笑っていたのか

なんだか顔が熱くなって来たため水竜から顔をそらして教室へ向かった。

水竜を見ているとものすごく面白い。喜怒哀楽の表情が豊かで特に慌てている時の水竜を見ていると心が和む。

だが、たまに苦しくなる。

切島とはどう言う関係なんだ。なぜ名前で呼び合っている？爆豪とはどう言う関係なんだ。爆豪は人に干渉しなさそうな奴なのに水竜だけに構っている。

とここまで考えて俺は思考を止める。

No.1のヒーローになってあいつの存在を否定すると決めたはずだ。

なのになんでこんなことを考えているんだ。友達ごっこをしている暇はない。

だけど、気になって仕方がない。慌てている姿も、照れながら笑う姿も思い出すだけで心臓が痛い。

そう思っていると道場の方で物音が聞こえ、俺を呼ぶ憎い声がする。

うぜぇ、、、

さっきまでの幸せな気持ちは何処かに消えてしまったように冷め、気分を害された。そのため、無視して布団に入った。くそおやじは俺の部屋まで来て呼びに来たが狸寝入りをしてやった。