夢の中。（黄瀬） ページ19
．
「A、別れよう。」
いつもどおり涼太との帰り道。
突然の言葉。
「なんでっ！」
あまりの驚きに頭がついていかない。
「このままいってもたぶんなんも変わらないッスから。」
『じゃぁ。』と言って歩き出す涼太。
「ちょっと待ってよ！」
そう言って慌てて追いかける私。
「何ッスか？」
すごく素っ気ない。
「別れるならちゃんと理由言ってくれないと無理。」
「あ――理由？」
ゴクンと唾を飲み込んだ。
「君と付き合うの疲れたから？」
「そんな‥‥‥‥‥」
私は言葉を失った。
「これでいいッスか？早く帰りたいんスけど。」
「‥‥‥」
声がでない。
『私は涼太が好きなのに』って心の中で叫んでるのに声にでない。
そして、涼太はまた歩き出す。
追いかける気にもなれない。
そしたらフラフラしてきて‥‥‥
「いった‥‥。」
よく見渡すと見慣れた自分の部屋。
「あれ？寝てた‥‥。」
だんだんと思い出してきた。
自分の部屋に忘れ物して、眠たすぎて涼太が来るまでの間、寝ようと思ってねたんだ。
そしたら、ベットから落ちて目が覚めたんだ。
「A――、黄瀬くんが迎えにきてくれたわよ―。」
下からお母さんが叫んでる。
「は―――い。」
慌てて階段を下りる。
「あんまり黄瀬くんを待たせるんじゃないの。」
「分かってるよ。行ってきまぁす。」
玄関の扉を開ける。
すると涼太が待っている。
「涼太、おはよ！」
「A遅いッスよ。」
「ゴメン、ゴメン。」
そう言って手をつなぎ歩き出す。
歩きながら、さっきの夢の話をする。
すると涼太は
「そんなはずないじゃないッスか。」
「だよね。」
「たとえ夢の中の俺がAをふっても現実の俺はふらないッス。」
「ありがとー。」
「だから‥‥」
涼太は顔を覗き込む。
「Aもふっちゃやだッスよ？」
そう言って涼太は軽くキスした。
「分かってるよ。」
「もう少しキスしたいッスけど、我慢するッス。」
「帰りならいいよ？」
「覚悟しとくッスよ。A。」
そう言ってまた歩き出したのであった。
．
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涼香(プロフ) - ☆麻有☆さん» すいません。嫌なことを思い出させましたね‥‥‥ (2012年8月24日 22時) (携帯から) (
レス) id: 8d1ce397fe (このIDを非表示/違反報告)
☆麻有☆(プロフ) - こんなこと元彼とあったな.... (2012年8月24日 15時) (レス) id: 28fa581b98 (このIDを非表示/違反報告)
涼香(プロフ) - 弥生さん» 黒子くん！あんまり書かないので上手かわかりませんけど、頑張ります！！！ (2012年8月22日 15時) (携帯から) (レス) id: 8d1ce397fe (このIDを非表示/違反報告)
涼香(プロフ) - まちょさん» いや、黒バスにならってコピーの魔法とか！氷の造形魔法ならそれをコピーして魔法が使える‥みたいな？かっこい―――。私は、グレイが好きかな？ (2012年8月22日 15時) (携帯から) (レス) id: 8d1ce397fe (このIDを非表示/違反報告)
まちょ(プロフ) - フェアリーテイルかぁーグレイかっこいいよね！魔法を使う黄瀬くん想像しただけでもいいわぁーwwちなみに黄瀬くんならどんな魔法かな？やっぱ王道の滅竜魔導士系？それともエルザみたいなかんじ？ (2012年8月22日 14時) (レス) id: 7f3daf610f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2012年8月15日 13時
