片思いから‥(黄瀬) ページ13
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「おっ。Aっち。気がきくッス。」
部活の時間。
私は密かに片思いしている黄瀬くんにドリンクを渡す。
「笠松先輩もどーぞ。」
「ありがとう。」
バレないようにいちよー他のメンバーにも渡す。
「よしっ。今日はここで練習終了。明日はオフだからくんなよ。」
笠松先輩が練習の最後にくくる。
「じゃぁA、すまない最後よろしくな。」
「はぁい。」
部活の最後の片付けはマネジャーである私の仕事だ。
ふと見ると黄瀬くんが佇んでいる。
「どうしたの?黄瀬くん。」
「あっ!Aっち。いや、明日オフなんだって思って‥‥」
「嬉しくないの?」
「そうゆう意味じゃないんス‥‥」
「じゃぁ、どうゆう意味?」
「ある人に言うべきこと言っとこかなって‥‥」
「言っておいたらどーかな?なんとなく‥?」
「よしっ。決心ついたッスよ。」
「よかったね。いってらっしゃい。」
他の人に告白だったら‥‥と思うけどまぁいいか。
「いや、ここにいるんスよ。言う人。」
「ここには私と黄瀬くんしかいないけど‥‥」
「まだ、気づかないんスか?Aっちスよ。用があるの。」
「私だったの?どうしたの?」
黄瀬くんは私と向き合いまっすぐに私の目をみた。
「Aっちのこと好きッス。」
「え‥あ‥すいません!!!」
恥ずかしすぎて私は走り出し部室まで行った。
少し落ち着いてきた。
「私に告白した‥よね?」
「そうッスよ。」
後ろに壁にもたれかかっている黄瀬くんがいた。
「ふるならちゃんとふってほしいッス。」
黄瀬くんが歩いてくる。
「嫌いじゃないんです。さっきはちょっと混乱しちゃって‥‥」
「はいッス。」
今度は私が黄瀬くんの目をみた。
「たぶん‥好‥き。」
「『たぶん』ってなんスか?好きか嫌いかではっきりと言ってほしいッス。」
「好き‥‥です。」
恥ずかしさのあまり下を向いてしまった。
「やった!!」
めちゃくちゃ強い力で抱きついてくる。
「痛いって、黄瀬くん。」
「ゴメンッス。もぅ離さないッスよ?」
そしたら今度はフワッと私を包み込んでこう言った。
「明日、デートしないッスか?」
「いよ。」
翌日、そしてデートしたのであった。
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涼香(プロフ) - ☆麻有☆さん» すいません。嫌なことを思い出させましたね‥‥‥ (2012年8月24日 22時) (携帯から) (レス) id: 8d1ce397fe (このIDを非表示/違反報告)
☆麻有☆(プロフ) - こんなこと元彼とあったな.... (2012年8月24日 15時) (レス) id: 28fa581b98 (このIDを非表示/違反報告)
涼香(プロフ) - 弥生さん» 黒子くん!あんまり書かないので上手かわかりませんけど、頑張ります!!! (2012年8月22日 15時) (携帯から) (レス) id: 8d1ce397fe (このIDを非表示/違反報告)
涼香(プロフ) - まちょさん» いや、黒バスにならってコピーの魔法とか!氷の造形魔法ならそれをコピーして魔法が使える‥みたいな?かっこい―――。私は、グレイが好きかな? (2012年8月22日 15時) (携帯から) (レス) id: 8d1ce397fe (このIDを非表示/違反報告)
まちょ(プロフ) - フェアリーテイルかぁーグレイかっこいいよね!魔法を使う黄瀬くん想像しただけでもいいわぁーwwちなみに黄瀬くんならどんな魔法かな?やっぱ王道の滅竜魔導士系?それともエルザみたいなかんじ? (2012年8月22日 14時) (レス) id: 7f3daf610f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2012年8月15日 13時