番外編 潜入!キャバ嬢1 ページ45
降谷のお手伝いがしたくてキャバ嬢する話
「ふぅ…」
最近零は、仕事から帰ってきたかと思うとすぐにソファに腰掛けてため息をつく日々を送っている。
零は私に、家でゆっくりしていいよと言ってくれたけれど、仕事もせずにごろごろ、たまにお買い物で外に出る、なんて生活にも飽きてきてしまっていた。
たしかに貯金ならたくさんあるのだけど、暇な1日料理を極めてみるのもつまらなくなってきたし。
よし
零のお手伝いをしよう!!
そうと決まれば疲れた様子の零に声をかけて、相談に乗るよと腕に抱きついた。
いつもなら仕事のことをもらすなんてしない零だけど、とても疲れているらしい彼なら何で行き詰まっているのか答えてくれるのではないかと思ってのことだった。
「ん…仕事がな。今追っている男の情報が、核心に迫るものがイマイチ掴めなくて、俺たちも進むに進めない状況なんだ」
「へぇ、珍しいね、零がそんなの…その男の人もうまく逃げてるってこと?」
「うまく逃げてる…そうでもないんだが…俺たちの見立てでは、キャバクラが怪しいと思っているんだ。」
「…へぇ、キャバクラかぁ、それは確かに、潜入しにくいね」
「店柄侵入しにくいというのもあるが、ボーイとして潜入しようとしたり、色々と手を回してはいるんだが採用がかなりシビアでな。面接も店ではないよくあるカフェなんかで行われるから、」
そこまで言ってまた深くため息をつく零。よほど疲れているようだったので、話もそこそこに眠らせてあげることにした。
寝室に寝息を立てる零を残して1人、ベランダに出た。ケータイの連絡先の中から1人選んで、耳に押し当てると聞こえてくるコール音、そして間もなく男の声が聞こえた。
「…誰だ?」
「久しぶり。元気?無事に逃げられていたようで安心したわ。」
「…C?Cなのか!?」
シークレット時代、私の腹心だった男、それが電話の相手だった。
私が零に、あの日シークレットの会合があるという情報も、彼から仕入れたものだ。その情報を零に伝える前に、私の腹心たちには「その集会に公安が行く、お前たちは参加せず、バラバラになってなるべく遠くへ、足がつかないように逃げろ」と指示を出していた。
そのため本当に繋がるかは賭けだったが、電話をしてみたのだ。
「1年間音信不通だったあなたが、一体どうしてこのタイミングで…」
「んーとね、ちょっと協力してほしいことがあって」
さて、まずはキャバクラの特定から始めますか。
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れい(プロフ) - 復元してくださりありがとうございます!! 此れからの更新も待ってますね (2019年2月23日 21時) (レス) id: 541088bf06 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - れいさん» お早いコメントありがとうございます!!なんとかかんとか復元ができましたのでまた続編のほうで続きを書きます…!ありがとうございます(;ω;) (2019年2月23日 17時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - キャバ嬢 書きましょう!! (2019年2月23日 17時) (レス) id: 541088bf06 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 陽香さん» ひええありがとうございます…!もっと更新できるように頑張ります!! (2019年2月20日 22時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - ののいろ系女子さん» 最近降谷さんが出てきてませんがそろそろ出てきますので…!よろしくお願いします! (2019年2月20日 22時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリス | 作成日時:2018年6月8日 9時