番外編 私とベルモット２ ページ43
シラケたわ、とかなんとか捨て台詞をして去っていった男達はほっておいて、私は美女が機嫌を損ねていないかを確認するため話かけた。
「ほんと、ああいうのはわかってないですよね、こんな美女を誘おうってのに！」
「ふふ、その通りね。追い払ってくれてありがとう、あなたの名前を教えてくれる？」
「あ！私、Aと言います！！お姉さんは...」
「そうね...ベル、とでも呼んでちょうだい」
ベルさんはニコリと微笑むと、近くにあったベンチに誘ってくれた。座ってベルさんの細やかな動作やありとあらゆる部分が美しいこと、私の憧れであることを伝えると、少し考えた末に、
「...時間はまだあるかしら？」
「？はい、一日なにもありません！何かあってもベルさんが最優先です！！」
「あら、ふふ、それじゃ買い物に行きましょうか」
そう言って立ち上がったベルさん。嬉しくてはい、師匠！なんて言って立ち上がるとベルさんはきょとんと目を丸くした。あっそんな表情も美しい。
「師匠？」
「はい、ベルさんは憧れの人なので！！」
「...ほんと面白いわね、あなた。もっと砕けてちょうだい、敬語もいらないし、あとはそうね...ベル姉さん、て呼んでもいいのよ？」
「べっ」
ベル姉さん？！なにそれ呼びたい！！！でもこんな美女に失礼では？！
心の中で葛藤していると、ベルさんは先に歩き始め、少し離れたところでまた振り返る。
「はやくいらっしゃい、sister！」
「...！！う、うん、ベル姉さん！！」
「楽しかった〜〜〜！！！」
「私もよ、A」
あれからショッピングで私にこういうのは合わない、これが合う、食事の動作や歩き方、視線の使い方などベル姉さんに教えて貰って、とても充実した日を過ごした。
今はベル姉さんが車のお迎えを呼んでくれたそうで、２人でショップバッグを抱えて待っているところだった。
連絡先を交換して、次はあんなことがしたい、こんなことがしたいと話しているうちに「来たわ」と言うので見ると、とても見慣れた車が目の前に止まった。
「遅いわよバーボン」
バーボン？？？
「ベルモット、こんな半端な時間に呼び出しておいて...その荷物を見る限り、足ですかね？やれや...れ...」
あっやばい
「あぁ、紹介するわね、私のsister、Aよ！可愛いでしょう？今日会ったのよ」
血は繋がらない赤の他人だけど、sisterのようなものなのよというベル姉さんの言葉を喜ぶ余裕もない。
「へぇ...？」
零の目が笑ってない。死んだ。
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れい(プロフ) - 復元してくださりありがとうございます!! 此れからの更新も待ってますね (2019年2月23日 21時) (
レス) id: 541088bf06 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - れいさん» お早いコメントありがとうございます！！なんとかかんとか復元ができましたのでまた続編のほうで続きを書きます…！ありがとうございます(；ω；) (2019年2月23日 17時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - キャバ嬢 書きましょう!! (2019年2月23日 17時) (レス) id: 541088bf06 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 陽香さん» ひええありがとうございます…！もっと更新できるように頑張ります！！ (2019年2月20日 22時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - ののいろ系女子さん» 最近降谷さんが出てきてませんがそろそろ出てきますので…！よろしくお願いします！ (2019年2月20日 22時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリス | 作成日時：2018年6月8日 9時
