IF 赤井エンド�� ページ39
(リクエストです)
(もしも赤井さんオチだったら)
(29話にあたります)
気付けば秀一さんの相棒としてアメリカに飛んでから、まるまる３年が経っていた。
その間別の国に飛ぶことは多々あれど、日本に再び降り立つことは一度もなかった。お陰様で英語はペラペラである。
挙句、正式にFBIに入ったわけでもないのにFBIの皆さんからは「seacret agent!!」なんて呼ばれる始末。誰か秘密捜査官じゃい、とは思いつつも悪い気はしないのでそのまま。
たまにホームシックになると、秀一さん自ら私の泊まるホテルやアパートに来て、慰めてくれる、なんてことも多かった。彼なりに責任を感じてるのかな？とも思うけど、そこは正直よくわからない。
なにより一番わからないのは、私の仕事内容だった。
というのも、この３年間、一度もハニートラップをしていないのだ。
私は自分の身体を使うこと覚悟で秀一さんの相棒になったのだけど、基本的に身を潜めて会話を録音したり、ターゲットに極自然に盗聴器をしかけたり、パソコン業務だったり。稀に直接ターゲットに接触して情報を引き出そうとすることがあるが、
「もし変に触れられたり、身体を使うことになりそうだと感じたら、情報は諦めていいからすぐに帰ってこい」
と、秀一さんに言われているので実質ハニートラップは３年で０回だった。
つまり、秀一さんには本当に良くしてもらっている。のだけれど。
「そろそろ日本食が恋しいです！！」
「...それを言うために俺を呼んだのか？」
現在私が宿泊するカナダのホテルに秀一さんを呼び出し、元気よく伝えた。こっちにだってちょこちょこ日本食モドキあるけどさぁ！！カリフォルニアロールとかそういうことじゃないんだわ、マグロの握りとか食べたいんだわこっちは。
お願い！とキラキラした目を秀一さんに向けるが、秀一さんはひとつため息をついて、
「俺はお前を日本に戻す気は今のところ無い。」
そう言った。
「なんで！！」
「なんでもだ」
「日本食！！！」
「作ってやる、肉じゃがでいいか？」
「え、ほんと？嬉しい！
...じゃなくて！！日本のお米！コシヒカリ！！」
わーん食べたい食べたいーーー！
じたばたと駄々っ子のように言うとガッと左の二の腕を掴まれて、止まる。何を考えているかわからない切れ長の瞳が私をとらえていて、怒らせてしまったかと大人しくする。
「...君は、まだ降谷くんが好きなのか？」
「...へ？」
予想外の質問が飛び出し、私は目を点にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4099人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れい(プロフ) - 復元してくださりありがとうございます!! 此れからの更新も待ってますね (2019年2月23日 21時) (
レス) id: 541088bf06 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - れいさん» お早いコメントありがとうございます！！なんとかかんとか復元ができましたのでまた続編のほうで続きを書きます…！ありがとうございます(；ω；) (2019年2月23日 17時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - キャバ嬢 書きましょう!! (2019年2月23日 17時) (レス) id: 541088bf06 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 陽香さん» ひええありがとうございます…！もっと更新できるように頑張ります！！ (2019年2月20日 22時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - ののいろ系女子さん» 最近降谷さんが出てきてませんがそろそろ出てきますので…！よろしくお願いします！ (2019年2月20日 22時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エリス | 作成日時：2018年6月8日 9時
