その１８ ページ18
「うちら、お姉さんに言われて…その通りだなって」
「だから自分磨き、頑張って見たんだけど…気付いてくれて、嬉しい。」
「ウンウン！可愛くなった…あっでも…」
しまった、この２人も透が好きであんなことがあったんだった。きっと透のために磨いたんだろう。どうしよう、付き合ってるなんて言えない…！！
私が焦って固まっているのを見て、２人はふっと笑った。
「別に、もう安室さんのこと好きとかじゃないし。お姉さんが付き合ってんの、知ってる」
「うん、まぁイケメンだとは思うけど…今別に好きな人、いてさ。」
え…？めっちゃいい子たちじゃん可愛すぎ…！
なんて感動していると、ポアロ行くんでしょ？一緒に行こーよと声をかけられなんとなくデジャブ。
ポアロからは今出て来た話をすると怪訝な顔をされて、何かあったの、と聞かれる。
まぁ確かにいつももっと遅くまでいるのに、早すぎるもんね…
さっきの女子高生に話したように喧嘩した旨を伝えると、２人は納得して諦めるどころか両サイドを挟んで腕を掴んで来た。待って、待ってすごくデジャヴ！！
「喧嘩ぁ？謝んなきゃダメじゃん！」
「ほらお姉さん、行くよー」
「ひ、ひええ今時の女子高生強い…！！」
そして再びいらっしゃいませ。さっきの女子高生だってまだいるのに！！
きょとんとした透が目の前にいるが、顔があげられない。もう帰りたい！！
「Aさん？さっき帰ったばかりでは…」
「いや、その…」
「安室さん、お姉さんが言いたいことあるんだって」
「ちょ！」
「言いたいこと…ですか？」
「そーそ、聞いてあげて。ほら、お姉さんちゃんというんだよ」
「じゃ、うちらあそこの席座ります」
さっさと去って行く女子高生２人に唖然とする。まじかよ嘘だろ！！
透は私の手をとると、ここではなんなのでと奥のスタッフルームへ連れて行ってくれた。
「…それで、言いたいこととは？」
「あれは…女子高生が勝手に言ってただけで…」
「じゃぁ、話はないんですね。では僕は仕事に戻ります。」
なんか、いつもより冷たい。正直もう二ヶ月も続けて、怪しいところはあれど何もわからないのでお仕事終わりってことにしても良い、良いんだけど、なんとなくこれは嫌だなと思った。
控えめに彼の服の裾を軽く掴んで引っ張ると、出て行こうとしていた透が振り向いた。
私はごくごく小さい声で、
「…ごめん、なさい」
そう呟く。しんとした部屋の中、その言葉は確かに透に届いていた。
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れい(プロフ) - 復元してくださりありがとうございます!! 此れからの更新も待ってますね (2019年2月23日 21時) (
レス) id: 541088bf06 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - れいさん» お早いコメントありがとうございます！！なんとかかんとか復元ができましたのでまた続編のほうで続きを書きます…！ありがとうございます(；ω；) (2019年2月23日 17時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - キャバ嬢 書きましょう!! (2019年2月23日 17時) (レス) id: 541088bf06 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 陽香さん» ひええありがとうございます…！もっと更新できるように頑張ります！！ (2019年2月20日 22時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - ののいろ系女子さん» 最近降谷さんが出てきてませんがそろそろ出てきますので…！よろしくお願いします！ (2019年2月20日 22時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリス | 作成日時：2018年6月8日 9時
