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その13 ページ13

ポアロのカウンター席。
注文したホットココアをちびちび飲みながらぼんやり考えるのは、あの後の会話。


『透、次はいつ会えるの?』
『...そうですね...少し仕事が忙しいので、また連絡しますね』


あの時の透の気まずそうな顔...きっと何かあるんだと思うけど...うーん。
結局あの日から1ヶ月、週に一度のポアロでしか顔を合わせていないのだ。
今日だって私が来店した時に笑顔で迎えてくれたけど、その顔には疲れが滲んでいた。いやもう、滲んでたっていうか疲れてた。
やけに頑張る人なんだなぁ...無理して体壊さないといいけど、心配...。


「...ん?」

心配?ただのターゲットに心配??
...私も疲れてるのかなぁ。

「Aさんー!!聞いてくださいカレがぁ!!」

奥のテーブル席から聞こえる女子高生の声。またかよ!!!とは言わずに困った顔ではいはいと立ち上がり、行こうとすると。
からん、とポアロの扉が開いたのが聞こえて...

次の瞬間、私の身体は自分の意思に反して、入ってきた男に引き寄せられた。

「っ!?」
「はぁ、はぁ...Aさん...Aさん...!!」
「え、なんで名前...!?」

キャアア!と女子高生達の悲鳴が上がった。
それに反応してお店にいた梓も、蘭ちゃんもコナンくんも、...透も、こちらを見た。

知らない男に引き寄せられたと思えば耳元で荒い息遣い。視界の端に、銀色の...ナイフ。
えっえ、なんでこうなった?あなただれ?!

がたんと立ち上がった蘭ちゃんを見て、男は来るなとナイフを振り回した。危ないな!!

「Aさん...はぁ、やっと迎えに来れたよ...ほら、店の前に車を停めてるからボクの家に...はぁっ」
「な、なに...だれ...?」
「何言ってるんだよ、ボクはずっとキミを見てたのに...Aさんだって気付いてたでしょ...はぁ、はやく愛し合おうよ...!」

うげ...きもい。
もしかして以前ハニトラした男かとも考えたけど、全く覚えがない。知らないひと。...つまりはストーカーか...愛し合うとかきもいやばい。

「あなたのこと知らないし...離して」
「そんなわけねぇだろうが!!!」

豹変した!?完全にやばいヤツじゃん!
前も言ったけど私たちの組織は情報収集!武力系はだめなの!!
でもさっきみたいにデタラメにナイフを振り回されては、周りに被害が及ぶ。それを考えてみんな近づいてこないんだろう。

「いらっしゃいませ、お客様?」

近づいて...来ない.....?

「おひとり様でよろしいですか?」

来んのかよ。

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れい(プロフ) - 復元してくださりありがとうございます!! 此れからの更新も待ってますね (2019年2月23日 21時) (レス) id: 541088bf06 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - れいさん» お早いコメントありがとうございます!!なんとかかんとか復元ができましたのでまた続編のほうで続きを書きます…!ありがとうございます(;ω;) (2019年2月23日 17時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - キャバ嬢 書きましょう!! (2019年2月23日 17時) (レス) id: 541088bf06 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 陽香さん» ひええありがとうございます…!もっと更新できるように頑張ります!! (2019年2月20日 22時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - ののいろ系女子さん» 最近降谷さんが出てきてませんがそろそろ出てきますので…!よろしくお願いします! (2019年2月20日 22時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エリス | 作成日時:2018年6月8日 9時

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